アラブのスカーフ、ヒジャブでわかるムスリム女性(3)

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EcomのOlfaです。マルハベン!

今日も先週の続きで、アラブ女性のスカーフについてお話します。今までマグリブと中東の女性がどのようにスカーフを巻くか紹介しましたが、今日はアラブ半島です。もしかすると、皆さんが最初にイメージする「アラブ」っぽい姿かもしれませんね。

 

その3:アラブ半島(サウジ・アラビア、アラブ首長国連邦)

アラブ半島の女性は、皆さんも見覚えがあるかもしれません。一度見ればすぐにわかりますよ!

 

アラブのスカーフ、ヒジャブでわかるムスリム女性(3)
アラブ半島の女性は、黒いドレスと黒いスカーフが基本です!ドレスとうよりも正しくは、家を出る時に着る上着ですね。これには名前があって「عباية」(アッベーヤ)と言います。他にも黒色の服はたくさんありますが、この服は外出時に服の上に着て、スカーフも被ってから出ます。

サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールやバーレーンの女性は1人で外を出ない習慣があります。外出する時は常に家族、旦那さん、友達などと一緒です。でも、誰もいない場合はどうするのでしょうか?実は、その場合はタクシーを呼んで、運転手が一緒にいる役割を担います!

ただ、それには理由があります。アラブ半島は北アフリカと比べて、地形が全く違います。私の母国チュニジアの面積は163,600 km²だけで、とても小さな国です。(日本は377,900 km²ですね)地中海沿いで暖かく、四季もあって緑も多いです。もちろん、砂漠や海などもあります。
アラブ半島の場合、例えばサウジアラビアは非常に面積が広いですね!なんと…2,150,000 km²もあります。それなのに人口は2829万人と少ないです。日本の1億2000万人と比べたら信じられませんね(笑)
要するに、サウジアラビアは人口密度が非常に低いです。なので、首都などの大きな街以外は、外に出て歩いてもどこにも行くことができません。しかも、国全体が砂漠の上に作られているので大変高温です。夏になると、50℃までいくこともあります。例えば2010年にはジッダ「جدّة」(首都)が52°になってしまい、2012年にはメッカ市「مكة」で51.4℃を記録しました。そのため、1人で歩くのは結構危ないことです。このような環境では、1人で家を離れない習慣があってもおかしくないですね。
ちなみにサウジアラビアでは、20年たっても雨が全くフラない地方もあるようです。ここで雨が降ったら、みんなびっくりするのかな?

 

アラブのスカーフ、ヒジャブでわかるムスリム女性(3)

 

 

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