皆さん、こんにちは!イーコムアラビア語のOlfaです。お元気ですか?
明日はバレンタインですね♪そこで今日は少し面白い、恋愛に関する名文を紹介したいと思います^^
第6回
إذا كان حبيبك عسل لا تلحسه كله
イデャ・ケーン・ハビブカ・アセル・ラー・トルヘセフ・コレフ
(愛人が蜂蜜なら、なめつくすな)
◆単語
إذا(イデャ)=もし
كان(ケーン)=であれば
حبيبك(ハビブカ)=あなたの愛する人
عسل(アセル)=蜂蜜
لا(ラー)=~しない
تلحسه(トルヘセフ)=なめる
كله(コレフ)=全部
さて皆さん、これはどういう意味でしょうこの名文はアラブ人がよく、人の交際に対して相談された時や、注意する場合に使います。
この言葉は、あんまり厳しい言い方に聞こえなくて、むしろ少しユーモアが入っているので、遠慮せず使い放題です^_^
意味は、「相手が優しければ優しいほど、それを悪用するのはダメ」といった感じですね。
優しい人に出逢うと、その人に色々許してもらえる。そうすると、段々と優しさを悪用するようになる。アラブ人は、人間にはそういう傾向があると考えて、この言葉を作ったのだと思います。
優しい人のことは、大切にするのが正しいですね。だけど、兎に角甘えてしまう人も多いと思います。でも相手を頼り過ぎれば結果として、相手に迷惑をかけてしまうという意味がこの名分にはあります。色々してもらえるからといって、自分勝手に甘え続けるのは良くないですよね。
なお、名文の中に「عسل(アサル)蜂蜜」という言葉がありますね。アラブ世界では「عسل(アサル)蜂蜜」は相手を示す場合によく使われます。「あなたは蜂蜜のようです。」といった感じです。
蜂蜜は、アラブ風のケーキにもいつも登場してくる材料で、アラブ人が大好きな食べ物です!蜂蜜は、世界で最も甘い物ではないでしょうか?
この名文のユーモアとは、この「عسل(アサル)蜂蜜」という言葉にあります。愛しい人を食べ物に例えて、「使い尽くす」「悪用する」「頼みすぎる」ではなく「食べつくす」を使っています。「なめる」「食べる」のような言葉を使えばもっと面白いので、友達との会話などではよく使われます。
バレンタインで彼氏や彼女に甘えることはいいですが、それに対して恩返しをちゃんとしてあげて、お礼の気持ちが伝わるようにしてくださいね^^
ではまた~。
2 thoughts on “アラブの名文、諺『愛人が蜂蜜なら食べつくすな』”
アラブの友達に聞いたら、子供がわがまま過ぎるときにも言っていいらしいですね♪おもしろい(笑)
日本語だと、「親しき仲にも礼儀あり」でしょうか。
تشينامي هاياإيさん
コメントをありがとうございます。その通りですね!
私にも結構好きな表現です。
日本語の「親しき仲にも礼儀あり」と同じような感じがしますので面白く思っています!
またよろしくお願いします。