みなさんこんにちは^^
イーコムアラビア語のオルファです。お元気ですか?日本は気温の変化が激しいですね。体調は大丈夫ですか?今回紹介する名文は相手を怒る時に使ったりしますよ!
どんな内容でしょうか?早速見て行きましょう
第33回
أرى كل إنسان يرى عيب غيره ويعمى عن العيب الذي هو فيه
アラー・コル・エンセーヌ・ヤラー・ギーブ・ガイラフッ・ワ・ヤグマー・ハン・エル=ギーブ・エッラディー・ホワ・フィーフ
(人間は相手の欠陥は見えるが、自分自身には盲目である)
★単語★
أرى(アラー)=見える
※文の頭に使うと「こんなシチュエーションを見たりする」という表現になりますكل(コル)=それぞれ
إنسان(エンセーヌ)=人間
يرى(ヤラー)=見る、観ている
غيره(ギーブ)=相手
يعمى(ガイラフッ)=盲目(無視をする)
عن العيب(ヤグマー・ハン)=その欠点
الذي(エッラディー)=このもの、このこと
هو(ホワ)=彼、この人
فيه(フィーフ)=その中、にいる、ある。
人は誰しも、相手の短所が気になって、邪魔だと感じて怒ったりすることがあるかと思います。ただ、アラブ人はよく「相手にも色んな欠点があるだろうけど、相手の弱点はいつも事実より大きく見えるから気をつけましょう」と言います。相手の行動を見て、ちゃんとその行動の背景や事情、または相手に責任があるかどうか分かるまで出来るだけ怒らないようにするべきです。
何故かと言いますと、まずその相手に怒っている時、怒りのせいで正しい判断ができず、相手のどこが悪かったのか、本当にやってはいけないことをしたのか、自分の判断が主観的ではないか、などに加えて、相手の失敗が大きく見えて、自分の欠点にまでは目がいかないですね。相手の欠点と自分の欠点を平等に考えましょう。
大抵の場合、自身の悪かった悪かったところを忘れてしまいます。相手に対して怒りが湧いているときでも、客観的に、第三者の視点から何がいけなかったのかを考えるべきです。そしてこの名文の最も大事な教訓は、自分にも同じような大きな弱点がないのかを考える、ということです。
つまり、相手が間違いを犯しても自分が成長できるという考え方なので、冷静に判断ができると共感ができると言われています。
皆さん、どう思いましたか?相手が何か失敗をした時に、いつもその欠点ばかり見ていませんか?相手が失敗した時に自分で反省するのは、確かにかなり難しいかもしれませんが、少しでもこの名文が参考になったのなら幸いです。