アラブ世界に今も残る、キリスト教徒の「聖地」とは?

Ecomのオルファألفةです。

皆さんお元気ですか?كيف حالكم ؟

チュニジアに行ったことがある方はいますか

ご存知のように、チュニジアの首都チュニスと言います。(覚えやすいでしょ~)

そろそろクリスマスですが、皆さん、アラブ地域のクリスマスといえば何を思い浮かべますか

実際のところキリスト教アラブ地域で生まれましたが、クリスマスというとはヨーロッパアメリカお祝いをイメージする人が多いですよね

そこで今回は、アラブ地域のクリスマスに関連した文化を紹介したいと思います^_^V

イエス・キリストが生まれたパレスチナのクリスマス

イエス・キリストに避難したエジプトキリスト聖徒にとって重要ですが、今回はチュニジアにある、キリスト教徒の聖地を紹介します!

北アフリカにいらっしゃる皆さんは、是非そこでお祝いしてみてくださいね^_^

1)كاتدرائية تونس فإنسان دي بول(チュニスの聖ヴィンセント・デ・ポール大聖堂)

チュニスは、ハビブ・ブルギバ通り(شارع الحبيب بورقيبة)中心街として知られています。

ハビブ・ブルギバは1957から1987年までチュニジアの大統領を務めた人で、西欧化を進めて、チュニジア社会での男女の差をなくしたことで有名です

ちなみに皆さん、大統領の名前を聞いて、何かピンと来ませんか

この前紹介したように、アラブ人が良く使う呼び方「الحبيبハビブ」は「愛しい人」という意味です!

このように本名になったりもしますね

この「شارع الحبيب بورقيبة ハビブ・ブルギバ通り」で最も目立つのが、大聖堂です。

とても綺麗なこの建物は、チュニジアにいるキリスト教徒がお祈りできるように造られました

正式な名前はSaint-Vincent-de-Paul ( كاتدرائية تونس فإنسان دي بول)(聖ヴィンセント・ド・ポール大聖堂)です。

この大聖堂は1897年のクリスマスに建てられたので、今年のクリスマスで116年になります!

めでたい^_^

また、そこで使われているオルガンは、アフリカ大陸で最も古いものだと言われています

2)كاتدرائية القديس لويس(カルタゴの聖ルイス大聖堂)

チュニスの近くにある都市、カルタゴにも大聖堂がありますよ

風景が少し地味なのは、坂の上に作られたからです。

この大聖堂は1890年に建設されました。ここは先ほどの大聖堂と同じく、キリスト教カトリック派の聖地です。

しかし、1つ大きく違う点があります。

それは建築です。

聖ヴィンセント・ド・ポール大聖堂は古代ローマ風に造られましたが、カルタゴの聖ルイス大聖堂中東風の建築なんです。

大聖堂の内部、モスク風ですね!

 

カルタゴはローマ時代の廃墟が沢山ある場所として有名なので意外ですね

ちなみに、カルタゴは私のお母さんの出身地で、とっても好きな町です^_^

海が近くにある街で素敵なので、おすすめです!

写真は、カルタゴのアントニヌス浴場跡地。歴史を感じます。

 

おまけ:プチアラビア語講座

アラビア語で「クリスマスおめでとう」は
ميلاد مجيد:ミレド・マジッド

です。実はこれ、「お誕生日おめでとう」という意味にもなるんです!(ミレド=誕生日)

また、「マジェッド」という言葉はアラビア語で「誉めるべき」という意味です。これは以前話した、「キャプテン翼」のアラビア版の名前にもなっていますね^_^

世界のどこにいても、クリスマスのお祝いが近づいてきてワクワクしてきませんか?^_^
皆さんがアラブ世界のクリスマスのように、素敵なお祝いができるように願っています^O^/

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