オルファのここスゴ67回目:日本のバイクがスゴイ(2)

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomのオルファです。
今日は、日本のここがスゴイと思うところを書いていくコーナー、『ここがスゴイよ日本』の67回目です。前回はフランスで日本のバイクが大人気なことを話しましたが、今日は私が来日して発見した、日本のバイク文化のスゴイ点を紹介します。

日本ではよく、バイクメーカーさんによる「試乗会」が行われています。皆さん知っていましたか?これは無料で参加できるイベントで、最新モデルや、人気のあるバイクなどを運転することができます。
フランスでは、自分の持っている以外のバイクに乗るなんて考えられません!
なぜかと言うと、フランスのバイク保険はとても厳しくて、本当の所有者しかカバーしないからです。例えば友達にバイクを借りて何か問題が起こった時は、このバイクは保険に入っていないのと同じです。なので、バイクを借りた人が100%の責任を負うことになります…大変なことになりますね!なので、フランスでバイクを友達に貸すのは、とても危険で珍しいことです。また、ある夫婦が「バイクを1台買って一緒に使おう」と考えても、それはできません。
そのため、バイクの「試乗会」が存在することは、とても嬉しいことです^^フランス人の友達に教えたら、皆が「ウソ!本当に無料で好きなバイクを運転できるの!?」と驚いていました…(笑)疑う人が多かったので「本当にいっぱい乗れるんだよ、すごくない?」と日本のサービスを褒めちゃいました(笑)

オルファのここスゴ67回目:日本のバイクがスゴイ(2)
こちらは先月お台場であった、ホンダの試乗会です

フランス企業の立場からすると、何の保証もなしにバイクを渡すことは危ないです。しかも行政や保険などの面倒くさい手続きが必要だし、お金の無駄でもあります。
でも、試乗会のイベントは宣伝にもなってとても良いと思います!フランス人は意外と、こういう方法を考えるのは苦手なんですね。

オルファのここスゴ67回目:日本のバイクがスゴイ(2)
こちらは味の素スタジアムで今月行われた、カワサキの試乗会です

また、日本人の目から見れば普通かもしれない「バイクレンタル」も、フランス人にとってはおかしいです!(笑)
さっき書いた通り、バイクを運転したいなら自分で買うしかないです。フランスにはバイクレンタルサービスがほとんどないし、あっても「企業用」「危ない」など思われて、全然使われていません。

車レンタルの企業に勤めている知り合いに聞いたら「いや、バイク事故が起きたらとんでもないことになるから、レンタルはありえない」と言っていました。でも、車でも事故の可能性はありますよね…?そう聞いたら、「バイクは簡単に盗む/盗まれるものだから」と言われました。バイクレンタルをするとそのバイクが盗まれたり、借りた人がそのまま返さなかったり…という可能性もあるそうです(笑)

フランス人は、うまくいかない可能性が少しでもある計画は、無理して実行しません。うまくいきそうなことは頑張ります。でも、少しでも無駄になりそうな計画に時間をかけるのは、日本人が想像できないくらい嫌いなんです。フランス人はよく言われるように、「勘」や「気分」で動く国民だと思いますよ。

こちらは、バイクレンタルのサイトです。

試乗会やバイクレンタルなどのサービスをしてくれる日本の企業には、とっても感謝しています!日本人は本当に、「相手の目からみて、何が便利か、何が必要とされているか」を考えるのが上手だと思います。
今回はバイク企業で話しましたが、このような考え方は他の所でも見ることができますね。

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