こんにちは。Ecomフランス語のOlfaです。
皆さん突然ですが、「フランスへ行ったことがありますか?」と聞かれたら、どこのことを考えますか?ヨーロッパ大陸にあるフランスでしょうか?
実は、アメリカ大陸のカリブ海にもフランスの土地がありますいくつかの島がフランスの属地ですが、その中でも最も大きいのがグアドループです!
(グアドループ自体、いくつかの小さな島が結成してできています。)
今回はカリブ海にあるフランスの領土、グアドループについて紹介します。
グアドループを発見したのは、あのコロンブスです。彼は「グアダルーペ」という有名な聖母からこの名前を付けました。
グアドループはヨーロッパのフランス本土から、なんと6200キロも離れています。公用語はもちろんフランス語なのですが、地元ではフランス語が由来のCréole(クレオール言語)が使われています。訛りが強くて言葉もかなり変化しているので、フランス人にも全く分かりません。
グアドループ人のほとんどは、黒人系のフランス人です。グアドループの場所や歴史が理由で、アフリカ人やポルトガル人とフランス人の血が混ざっています。有名なサッカー選手のリリアン・テュラムや、ロンドン五輪で金メダルを取った柔道選手のテディ・リネールはグアドループの出身です。
グアドループは島の自然がとても美しくて、たくさんのフランス人がヨーロッパから観光に来ます! 皆さんも行ってみてはいかがでしょうか?
おまけ:グアドループで使えるクレオール語
その
・言葉の語中のR はW の発音・字になります。
・語尾のR は無音になります。
↓
フランス語で[大きい] Gros > Gwo (グヲ)なります。
フランス人男性の名で Robert > Robe (ロべ)になります。
その
・U は I の字になります
↓
フランス語で[バス] Bus > Bis (ビス)になります。
その
・言葉の語尾のEUR(E) は E だけに変更します。
↓
フランス語で[お花] Fleur > Fle (フレ)になります。
「バッター」Beurre > Be (べ)になります。
「時間」Heure > He (へ)になります。
ちなみに、Guadeloupeはクレオール言語ではGwadloupと書きます。
フランス語も面白いですけど、クレオール語も面白いですね!