こんにちは、Ecomのオルファです。
皆さんが毎日使っているもので、アラブ産の商品はありますか?
多分、一番は石油でしょう。世界中の国で、石油が輸入されています。では、その次は何でしょうか?それは…コーヒーだそうです!
コーヒーには様々な種類があり、外に出かけるとコーヒーショップも山ほどありますね。コーヒーはたくさんの人が毎日作り、飲みます。もちろん、私も毎日飲んでいます。
ですが皆さんは、コーヒーがアラブで生まれたことをご存知でしたか?今日は少し、コーヒーの話をしたいと思います。
コーヒーという言葉は、アラビア語の「قهوة」(カフワ)から来ています。では、「قهوة」(カフワ)という言葉は何に由来しているのでしょうか?それは、
「قوة」(コワー)=「力」(名詞)
「قوي」(カウィー)=「強い」(形容詞)
という単語です。
なぜなら、アラブ人はコーヒーを「力をくれる飲み物」だと思っていたからです!
たしかに、朝起きたけど眠くて体が重い時にコーヒーを飲むと助かります。「コーヒーを飲めないと力が出せない、脳みそが動かない」という人は多いですよね(笑)そう考えると、「力」と呼んでもおかしくないですね!
実は、コーヒーが初めて発見されたのはエチオピア(アフリカ大陸)だと言われています。
ただ、初めてコーヒーを炒めたり種類を開発したり、販売したり輸出したり…ということをしたのは、アラブのイエメンという国です。イエメンが6世紀に、世界ではじめてコーヒーの栽培を始めたそうですよ。
以前イエメンを紹介した時に「المخا」モカは、イエメンで初めてコーヒーを輸出した港であると話しましたね。 (イエメンを知らない方は、こちらをどうぞ!)
コーヒーの生まれた場所は、未だに仮説らしいですが、エチオピアとイエメンの間あたりであることは確実ですね。地図を見たらわかりますが、イエメンとエチオピアはとても近いです。でも5~8世紀の話だから、確定ができないようです。
さて、どうして「カフワ」はアラブ世界でそんなに人気の商品になったのでしょうか?
それは昔から、イスラムの国ではアルコールが禁じられていたからです。そのため、この新しい飲み物を発見してからは皆が「カフワ」を飲むようになりました。
そして、現在でも私たちが使う「カフェ」の文化もアラブで生まれました!ということで次回は、「カフワ」がアラブ世界へ広まっていった歴史をお話しますね。