ドイツには法律で決められた「安静時間」があるって本当?

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こんにちは、Ecomのユリアです。
ドイツは真面目な国というイメージがありますが、実際他の国にはない色々なルールが存在します。ドイツは規則が多い国だと言えるので、このイメージも嘘ではないようですね。

さて、その規則の1つに「die Ruhezeit」(安静時)に関するものがあります。
日本は周りの人に気を使う国なので、安静時の規則が必要ないと思います。だから日本人には「die Ruhezeit」(安静時)というものが理解しにくいでしょう。
そこで今日は、3つの質問に答えながらドイツの「die Ruhezeit」(安静時)を説明したいと思います。

ドイツには法律で決められた「安静時間」があるって本当?

 

その1:「Ruhezeit」とは何?

ドイツの「Ruhezeit」は1日の内、騒いではいけない時間のことです。騒ぎというのは具体的に、掃除機をかけることや家具を移動すること大きい音でラジオやテレビを流したり、楽器を演奏したりといった行動です。他には犬の鳴き声やパーティーの騒ぎなどが入っています。
もちろん、少しうるさいですが大丈夫な行動もあります。
-お風呂・シャワー:OKです
-子供の遊びによる騒ぎ:OKです
ドイツ全国の「Ruhezeit」は夜の22時から朝7時までの寝る時間と、昼間の1時から3時までのお昼寝の時間です。また土曜日の19時から朝8時までと、休日と日曜日の全日になります。その間は、うるさいことをしてはいけない規則です。

 

その2:「Ruhezeit」は何のためにあるの?

ドイツには、日本みたいにマンションがたくさんあります。マンションに住んでうるさくすると、自然と他人に迷惑をかけてしまうことへの対策です。騒ぎはストレスを引き起こして、ストレスは病気に発展してしまいます。ドイツ人はそんなに自己中心的ではないと思いますが、日本人と比べると周りの人にそこまで気を使っていないと思います。自分がしたいことがあればそれを自由にしてしまうので、共同生活は大変です。
Die Ruhezeitenの規則が決められていることで、皆がゆっくりしたい時にきちんとゆっくりできます。

 

その3:「Ruhezeit」を守らないと、罰はあるの?

もちろん「Ruhezeit」があっても、それを守らない人がいます。自分がうるさくても気にしなければ問題ないですが、もしパーティーなどの騒ぎに我慢できない時は、まず隣の人との相談が薦められています。相談をしても「Ruhezeit」の騒ぎが続けば、警察を呼びます。もしそれでもだめだったら賃貸人に連絡すると、自分の家賃を安くする事が出来ます。

この「Ruhezeit」の規則によって、ドイツ人の共同生活は楽になったと思います。
たまに若い人とマンションをシェアする時、パーティーなどでうるさくなる時もありますが、その時はパーティー前日に「パーティーをします」という知らせをしておくのが良いマナーですね。そういう場合は騒いでいても許してくれる人が多いです。

私は日本の生活で騒音公害を経験したことがないですが、実際はどうですか?
皆さんはドイツの安静時について、どう思いますが?

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