ドイツ人は時間と期限を大事にしているので、仕事でも終業時間を頑張って守ろうとします。
しかし、急いでいる時に限ってミスが増えてしまう…。
そんな経験は誰でもありますよね?ミスが増えた結果、そのフォローで時間を取られてしまい、ゆっくり仕事をした場合より時間がかかってしまいます。
結局それで残業になってしまったら最悪ですね。
秩序の好きなドイツ人ですが、このような悪循環にならないための名言があるので紹介したいと思います。
第19回
『Eile mit Weile.』
(ゆっくり急ぐ)(make haste slowly)
★意味★:
急を要することでも焦らない方が良い、ということです。
どんな物事にも適切な時間が必要で、それを無理に短くしてしまうとミスにつながり、そのミスを直すのに時間がかかって、結局困ってしまいます。
なので、タスクは間違えないようにゆっくりきちんとこなした方が良いですね。
日本語の「急がば回れ」ですね。
例えば大学の論文を出す時に時間があまりなくても、出す前には絶対に、自分が書いたものをもう一度ゆっくり読みましょう。
大きな間違いを見逃しているかもしれません。
あるいは、早くメールを送りたい時にも、送る前にはメールアドレス、名前、内容などが合っているか確認した方がいいです。
もし間違えて違う人にメールを送ったらその人に謝らないといけないし、もう一度正しく送り直さないといけなくて、タスクが倍になってしまいます。
私も急いでいる時に、ほとんど確認しないで仕事をしたことがあります。
全然問題ない時もありますが、ミスをしてヒヤヒヤした経験もあります…。
急いでいて時間がない時でも、「Eile mit Weile」を守りましょう!
普通にやって10分かかることを2分でやっても、上手くいくわけありませんからね。
ドイツ人らしいですか?

2 thoughts on “ドイツの名文、諺『ゆっくり急ぐ』Eile mit Weile.”
「Festina Lente.」(ゆっくり急げ)というラテン語の警句は聞いたことがあるのですが、「Eile mit Weile.」と由来は同じなんでしょうか?
Shoneistさん、
コメントどうもありがとうございました。
そうです! ドイツ語である諺はラテン語が来ています。
とてもいいアドバイスですね!