みなさん、Guten Tag! Wie geht es Ihnen?イーコムのユリアです。
みなさんに初耳かもしれないですが、わたしの両親も会計関係の会社で働いていて、
実は私も会計コンサルティング会社で働いたことがありました。
その間にドイツの確定申告や所得税について、軽く勉強したことがありますが、やはりドイツ語講師の方が性格に合っていて、勤務は数か月だけの経験でした。
ですが、コンサルティング会社で面白い勉強ができて、ドイツの税金システムをちょっと詳しくなれました。今日は、ドイツ現地で働いたり、会社を作ったりする人向けに、少し真面目な話をします。
まず税金についてです。
ドイツでは年間所得8.652 Euro (おおよそ100万円くらい)以上の場合、15%の所得税が発生します。月にすると721Euro(おおよそ8万円くらい)の稼ぎがあれば発生します。ドイツの所得税は、15%から42%まで、所得に応じて変わってきます。正直、日本よりも税金はかなり高いはずです。
ドイツでは、日本人であっても、住む人皆、6か月以上居住すると現地で納税義務が発生します。
そのため、6か月以上ドイツに住む場合、ドイツと日本の所得の税金はすべてドイツで払わないといけないことになります。その代りに、日本で租税免除ができます。
一方で、所得税がかからない働き方があります。それは「der Minijob」です。「Mini」は小さいとの意味で、「Job」は仕事の意味ですので「小さい仕事、小さい働き方」の意味になります。2013年に、新しいアルバイトの規定として出されて、学生やWワークのほとんどはこちらで働いています。Minijobの場合、一か月に450ユーロ(6万円くらい)まで無税で、社会保険と健康保険代もかかりません。しかも、病気でも産休でも給料は出ます。雇用者(会社)から見た場合、Minijob形態であっても、同じように税金と社会保険代が発生しますが、普通の雇用形態より、会社負担が少ないです。ただ、Minijobと認められるために、様々な基準があります。
・1年以内、5400ユーロまでで、一か月450ユーロの報酬
・雇用者は労働者をMinijobzentrale(Minijobの管理局)の登録が必要です。
登録するためBetriebsnummer(事業所番号)が必要です。
・雇用者はRentenversicherung(15%年金保険),Unfallversicherung(紹介保険)、Krankenversicherung(13%健康封建)とArbeitgeberversicherung(労働者の病気の場合、会社が負担にならないような保険)と所得税(2%)をはらわないといけません。
労働者にとって、フルタイムの仕事は残業代出ても、それにも税金がかかるのでお得感が少ないです。
そのためには、フルタイムの仕事より税金の少なくすむMinijobをする人もたくさんいます。
夫婦でも、税金が高くならないように、夫婦の一人は会社を入れずにMinijobで決める家族も多く、ドイツで便利なシステムとなっています。
ですが、もう1つ注意点を書いておきます。一つ目のMinijobは労働者には無税ですが、
掛け持ちをして、二つ目は三つ目のMinijobの場合、税金が発生します。Minijobは、会社が登録をすることになっているので、政府は、その人のMinijob状況が分かります。もちろん外国人が「der Minijob」で働く場合でも、労働ビザが必要ので、注意が必ずです。
簡単に書きましたが、不明なところがあれば、(ドイツ語のみ)www.minijob-zentrale.deで詳しい情報を見てください。