ドイツの舗装道路は運転手にとって悪夢?

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは!EcomのJuliaです。
皆さんはヨーロッパに行った時に、道路にびっくりしませんでしたか?新しい都会の街にはアスファルトの道もたくさんありますが、ヨーロッパには石で舗装された道がかなり多いです。写真のように、道にぎっちりと石が敷き詰められています。そういった道路は「Kopfsteinpflaster」と言われています。

 

ドイツの舗装道路は運転手にとって悪夢?

 

「Kopfsteinpflaster」は、丸い石で作られた舗道のことです。自然の石が使われているので、丸みを帯びていて凸凹なのが特徴です。そのため、道を歩くとつまずきやすいです。ハイヒールの女性は、絶対に歩くことができません!(笑)

しかも自転車やバイクだと滑ってしまうし、車で走ってもガタガタします。もちろんそのような道ばかり走っていると、タイヤの調子も悪くなってきます。

このような欠点があるのに、石の舗道はヨーロッパ中どこにでもあります。それはなぜでしょうか?それには、大きく3つの理由があると言われています。
まず最大の理由は、昔の町の雰囲気を守るためです。特にドイツでは文化財保護の意識が強くて、昔からの景観を守ろうとする考え方があります。そのためドレスデンのような歴史を持っている町では、今も「Kopfsteinpflaster」が使われています。

続いて、「Kopfsteinpflaster」を作るのにはとても時間とお金がかかりますが、一度石を敷くとその道路は何十年も使うことができます。アスファルトは天気の影響ですぐに傷ついてしまったり、穴が開いたりしてしまいます。
それと比べて「Kopfsteinpflaster」はとても丈夫で、100年以上使われている道もあります。さらに、石が壊れても簡単に修理することができます。つまり、長期的にみればアスファルトよりも安く済むんですね。

最後は「Kopfsteinpflaster」の安全性です。「歩きづらいし滑りやすいのに、どうして安全なの?」と思うかもしれません。でも、この舗道は歩行者にとって安全です。なぜなら、車がゆっくり走っているからです。速いスピードで「Kopfsteinpflaster」を走ると、車が壊れてしまいます。だからゆっくり走る必要があるし、雨の時はとても滑りやすいので、さらに遅くなります。そのため、子供が多い場所では「Kopfsteinpflaster」をよく目にします。

 

ドイツの舗装道路は運転手にとって悪夢?

 

「Kopfsteinpflaster」には不便な点が多少あるけれど、このようなメリットがあるのでよく使われています。運転手にとっては最悪ですけどね(笑)

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