こんにちは、EcomのJuliaです。
今日紹介するドイツの面白い言葉は、今までと違って名詞ではなく形容詞です。ドイツ語には面白い形容詞がたくさんありますが、今日紹介するのは「brühwarm」というフレーズです。この形容詞は多分、辞書では見つかりません。
「brühwarm」の「brühen」は「お湯を沸かす」あるいは「コーヒーを入れる」という意味で、「warm」は「温かい」という意味になります。その2つを一緒にすると「お湯を沸かしたばかりの温かい」という形容詞になります。
しかし、そう言われても意味がわからないですよね。「brühwarm」は、いれたてのコーヒーではありませんよ。
「brühwarm」は日本語の「たちまち」と同じような意味の形容詞です。「brühwarm」はお湯が湧いた直後なので、まだ全然冷えていませんね。冷やす時間もなかったので「warm」(温かい)という言葉が入っています。そのため、知られたばかりの情報には「brühwarm」とうい形容詞が付きます。最新のニュースは「eine brühwarme Neuigkeit」になります。
ですが、このフレーズは誰かの悪口を言う時に使われるため、良くないイメージが入っています。例えば、友達から聞いた秘密をすぐ他の人に伝えてしまうと「Sie hat das Geheimnis brühwarm weitererzählt」(彼女はその秘密を他の人に、たちまちに伝えました)言われます。この使い方が一番多いですね。特に恋愛に関する話題で、このフレーズはよく使われます。新しい情報が手に入ること、すぐ周りに話してしまう人はいますよね。
ちなみに、ドイツ語には「Brühe」(煮汁)という単語があります。だから私は「brühwarm」という言葉を聞くと、いつも美味しい煮汁が頭の中に浮かんでしまいます笑