ドイツの面白い言葉:Krokodilstränen(ワニの涙)

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皆さん、お元気ですか?EcomのJuliaです。今日からまた週3回更新していくので、よろしくお願いします!(これからは基本的に、火・木・土の更新になります。)

 

今日は、私のお母さんもよく使っていた面白いドイツ語を紹介したいと思います。今回の言葉は“Die Krokodilstränen“です。”Das Krokodil”はワニで”die Tränen“涙の複数形です。でも、ワニが泣くのを見たことある人なんて、まさかいませんよね?(笑)
一体、”Die Krokodilstränen“(ワニの涙)とはなんでしょうか!?ワニは強い動物ですが、泣いたりするのでしょうか?それともワニの涙は珍しいもので、魔法の薬にでもなるのでしょうか?

 

ドイツの面白い言葉:Krokodilstränen(ワニの涙)
“Die Krokodilstränen“(ワニの涙)は、ワニの二つの姿に由来しています。1つ目は14世紀の頃から、ワニは獲物をおびき寄せるために赤ちゃんのような泣き声を出して、それを確かめに来た人を捕まえると信じられていました。2つ目は、ワニはエサを食べるときに泣いているように見えるからです。
つまり、ワニの涙とは苦しみとは全く関係なく、嘘や偽善の涙だと言えます。そのため道具として涙を使う人や、その人の泣いている姿が信用出来ない時に“Die Krokodilstränen“(ワニの涙)と言われるようになりました。

ちなみに先ほどの2つの現象には、どちらも理由があるそうです。ワニから聞こえるのは、卵からもうすぐ生まれそうな子ワニの泣き声だそうです。また、エサを食べながら泣いているように見えるのは、ワニの唾腺と涙腺が近いため、唾液と一緒に涙も出てしまうかららしいです。

私も子供の頃、何か欲しいものがある時は、お母さんを困らせようと一所懸命に泣いていました。でも、お母さんはそれが偽物だとわかっているから「Na, jetzt kommen wieder die Krokodilstränen!」(ね、またワニの涙が出てきたね)とよく言われました(笑)
日本語で偽者の涙といった言い方はありますか?是非教えてください。

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