皆さん、お元気ですか?EcomのJuliaです。ドイツは最近少しずつ暖かくなってきて、気持ちの良い天気が続いています。(とは言っても日本と比べたらまだまだ寒いですが…。)
私は最近、お祖母ちゃんとフランクフルトの近くにある”Oberursel“(オーバーウルゼル)という町へ観光に行きました!1~2日の観光には丁度良い町で、綺麗な古い建物がたくさんあります。
知らない街を歩く時、私は細かい部分をよく見てしまいます。Oberurselの場合、こちらの看板が目に止まりました。
可愛い2人の男の子が、手作りの車に乗る看板です。こちらの看板を良くみると、このように書いてあります。
“Geburtsstätte des Seifenkisten-Sports. Zur Erinnerung an das erste Deutsche Seifenkistenrennen am 31. Juli 1904 in Oberursel Taunus.“
(こちらはソープボックスレースの記録です。1904年7月31日にOberurselで行った、ドイツ初めてのソープボックスレースの思い出です。)
みなさん、ソープボックスレースとは何のことか、知っていますか?コチラを見ればわかりますが、手作りの車のことで、エンジンなどを付けずに全て自分たちの力で進みます。結構面白そうですね。
私はソープボックスレースのことなど全く考えたこともないですが、これを見てから気になってしまい、ドイツの歴史をちょっと調べてきました。
調べたら確かに、初めてのソープボックスレースは1904年にヘッセン州で行われていました。Oberurselだけではなく、当時のヘッセン州ではたくさんのカーレースが開催されていたそうです。参加するのは男の子とそのお父さんの組み合わせが多くて、2人で頑張って車を作ってたみたいです。
当時、ドイツの他の地域ではそこまで流行っていなかったようですが、第二次大戦の後にアメリカの同盟国となった西ドイツでは、ソープボックスレースが人気になりました。なぜなら、元々この競技を始めたのはアメリカだからです。
第二次大戦の10年後には、なんと200以上の町で6万人の男の子がレースに参加していたそうです。
もちろん私はソープボックスの車を作ったことはないですが、このような歴史をみると、一度は作ってみたかったなと思いました。日本でこのような遊びはありますか?似たようなものがあれば、ぜひ教えて下さい!