Guten Tag ihr Lieben! イーコムのユリアです。お元気ですか?ドイツ語の面白い慣用句コーナーへようこそ!今日は動物関係のドイツ語フレーズを紹介したいです。「Das Küken der Familie sein」です。
直訳:家族の鳥の子である
意味:家族の中一番若い子供、守られている子供
「Das Küken」は「鳥の子」で、「die Familie」は「家族」です。「…der~sein」は「~の…である」ですので、「Das Küken der Familie sein」は 「家族の鳥の子である」という意味になります。
「Das Küken」は孵化したばかりで、世界についてまだ全くわからないので、家族の中で一番ナイーブな人でしょうか?孵化したばかりの鳥の子はうるさく鳴くので、ほしいものがあれば、お母さんをすぐ呼ぶ人なのでしょうか?
イメージしてみましょう。小鳥はとても可愛くて、弱そうな動物ですね。可愛くて、弱そうで、鳥の家族のみんなはその鳥の子を大事にして、守ろうとします。そのため、「Das Küken der Familie sein」という言い方は、家族の中に一番若い、甘やかしている、可愛く扱われている子供の呼び方です。
そんなに厳しい言い方ではないですが、一番下の末っ子に対する、家族の扱いを表現しています。
実際の利用例はこのような形です:
A: Maria ist schon fast 20 Jahre alt, aber ihre Mutter macht wirklich alles für sie.
(マリアはもう20歳なのに、マリアのお母さんは彼女のため、何でもしてあげているのね。)
B: Ja, sie ist das Küken der Familie. Da ist das kein Wunder.
(まぁ、家族の鳥の子だからね。 珍しくはないですね。)
A: Na dann ist ja klar. Ich hätte auch gerne so eine Mutter.
(そうだったか! 私もこのようなお母さんがほしいな)
会話の中で、Aさんは、Mariaさんのお母さんは可愛がりすぎだと思っています。それを友達のBさんに教えたら、Mariaは「家族の一番若い子だから、甘やかしているね」と言いたいので、「Sie ist das Küken der Familie」という表現を使いました。
鳥の子というと幼児に聞こえますが、もうちょっと年上の20歳前後の子供にも使えます。 私の弟はもう17歳でも、私の家族の中の鳥の子です。家族のみんなは、宿題を手伝ってあげるし、晩御飯を作ってあげたり、弟のためなんでもしてあげるので、弟の生活はとても楽だと思いますよ。ちょっとうらやましいかな(笑)。