皆さん、こんにちは。Ecom フランス語のOlfaです!
今度のフランス語名文は、誘惑についての表現です!男女の交際の時に、よく使われる葉ですよ。
第40回
“Etre un Don Juan”
(ドン・ジュアンである)
皆さん、この言葉は聞いたことがありますか?まず、Don Juanとは誰のことでしょうか?
これは、フランスのMolière(モリエール)という人が1787年に作曲したDon Giovanni(ドン・ジョヴァンニ)というオペラの主人公に由来しています。
さて、ドン・ジョヴァンニとはどのようなキャラクターだったのでしょうか?もちろん恋愛に関わっているので、女好きな男性です。ただ彼に例える時は、さらに違うニュアンスも入っています。
Don Juanの話は実話かどうか不明ですが、噂は強く残っています。彼はスペインにいた時、カタルーニャ州の司令官の娘に恋しました。そこでこの司令官を殺して、娘を攫っていったそうです。
なので、恋多きジェントルマンと言うよりも、自分勝手な人間ですね。周りの意見を聞かずに、あらゆる手段を使って女性を狙っている人のことです。
ただ、最近では使われ方も随分柔らかくなってきています。今は「女性をナンパするのが大好き」くらいの意味でも使いますね。
ちなみに、フランスでは似たような表現で”Roméo”という呼び方もします。ロミオとジュリエットの Roméoですね。こちらの言い方はより優しくて、女性とより真剣に付き合っている感じがします。
では、いくつかの例文でニュアンスを見てみましょう。
Il y a beaucoup de Don Juan dans cette soirée。
このパーティーには、たくさんのDon Juanがいますね。(=ナンパする人がたくさんいますね)
Ton petit ami m’à l’air un peu Don Juan.
あなたの恋人って、すこしDon Juanな気がします。(=女性を引き付けるのが好きそうです。)
Tu cherches toujours ton Roméo?
あなたはまだ Roméo探し?(=あなたはまだ婚活中?)
Viens chez moi ce soir, ton Roméo est invité aussi biensur!
今晩私の家に来てね、 Roméoももちろん大歓迎!(=恋人を連れていっても大丈夫です。)
皆さん、意味やニュアンスがわかりましたか?
女性の方は、Don Juanには引っかからないように気をつけてくださいね(笑)