フランス人が信じている迷信3つ

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomフランス語のOlfaです。

今日は、フランス人が信じている迷信を紹介しようと思います。

フランス人は合理的な人が多いですが、意外と迷信を気にする人もいます。

日本人と比べたら少ないですけどね。

(日本人の縁起を気にする考え方は、とても面白いと思います!)

もしかしたら、皆さんも知っているものがあるでしょうか?

 

その1: Trèfle à quatre feuilles (四つ葉のクローバー)

4つ葉のクローバーは幸運を招くことで、世界中で有名ですね。

フランスに限らず、色んな国で4つ葉のクローバーを見つけると幸福になると言われています!

もちろんフランスでも強く信じられていて、特に子どもたちは本気で信じています。

私も子供の時は、皆で公園へ行く時にクローバーの畑に寄って、何時間もかけて4つ葉のクローバーを必死で探していました!

4つ葉のクローバーが本当に珍しいのか,このクローバー畑がハズレだったので、何時間もかけて頑張って探しても全く見つからないこともありました。

そういう日には「また明日探そう!」とみんなで決意していました^^

子供の頃の私からすると、4つ葉のクローバーは有名だから、絶対にとんでもない運をもたらすと思っていました!

4つ葉のクローバーを見つけたら、ずーっと財布に入れて肌身離さず持っておきましょう。

クローバーの魔法はいつ効くか分らないですからね(笑)

ちなみに、3つ葉のクローバーと4つ葉のクローバーの割合は知っていますか?

10,000の3つ葉のクローバーに対して4つ葉のクローバーが1つしかないそうです!!

皆さんは多い、少ない、どちらに感じますか?

 

その2: Fer à Cheval (蹄鉄(ていてつ))

 

フランス人が信じている迷信

 

続きまして、うまのひずめを保護する蹄鉄(ていてつ)という意味の”Fer à Cheval”です!

最近はあまりしないですが、フランスにはドアの外側や中側、また玄関に『蹄鉄』をかける習慣がありました!

これは「Trefle a quatres feuilles」と同じように、家庭に幸運を呼ぶための迷信です。

ちなみにこれが幸運を招く理由は、蹄鉄が珍しいからではないですよ。

昔、馬が道を渡るときに蹄鉄をなくすことがあったからです。

そしてこの蹄鉄を拾った人は、まるでお金を拾ったような気分でした!

なぜなら、ローマ帝国第5代皇帝のネロ王様の時代には、蹄鉄が金属で出来ていたらしいです!

なので、この金属の蹄鉄を道で拾うのはすごい幸運ですね。

だから、フランス人の家の玄関で蹄鉄を見ても、おかしく思わないでくださいね。

「あ、蹄鉄がある!馬を飼っているの?」

「別に、違うけど…」なんてやりとりはおかしいですからね?(笑)

ちなみに蹄鉄は家の中で飾るだけでなく、ネックレスや洋服、そしてタトゥーにもなっています!

ちょっとやり過ぎかもしれませんが…(笑)

 

その3: Patte de lapin(ウサギの足)

 

フランス人が信じている迷信

 

続きまして、最後はウサギの足です!

ウサギの足は本物の場合もあれば、そうでない場合もあります。

昔、兎の足はよく手細工で使われていました。

兎の小さな毛を使って、筆やはたき等を作っていたそうです。

ヨーロッパでウサギは色んなシンボルになっている動物で、生産力や活発さ、賢さなどがあると思われています。

なので、兎の手を持つことにそういった意味があると思われていました。

ただ、兎の足を使うのはちょっと可哀想ですよね。

パリのLouis Aragonという作家はLa Diane Francaiseという詩集で、

「 La patte de lapin, ça porte bonheur, mais pas au lapin.

(兎の足は皆に幸運を招きます、この兎以外にね)」

という言葉を残しています。

これがフランス人の間で人気になって、よく冗談で使われています。

もちろん冗談ですが、少し批判的でもありますね。

兎が良い動物だからこそ、足を切られてしまいます…。

これは、お花なども同じではないですか?

綺麗だからこそ、咲いている花を切って束にして人に贈るのではないでしょうか。

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