フランス語の名文、諺『自分の塩を入れる』

Ecom講師 Olfa

Bonjour! Ecomフランス語のOlfaです。

皆さん、最近はどうですか?楽しくお過ごししていますか?
何か、嫌な物がないでしょうか?自分が何とかとして変わりたい事がないですか?または誰かに関係がないのに勝手に意見、相談か何か言われましたか?

第10回
Mettre son grain de sel
(自分の塩を入れる)

フランス語の名文、諺 Mettre son grain de sel (自分の塩を入れる)

さて、これはどういう意味かしら?「自分の塩」とは?

これは、他の調味料と比べて塩はどういう味かを考えるとわかります。砂糖の粒と塩の粒を食べたら、どちらの味が強いでしょうか?塩ですよね。

塩は一粒でもすぐにわかる、とっても味の強い調味料です。塩を使わない料理に塩を入れてしまうと、味が大きく変わって食べづらくなりますよね。
つまり、塩はかなり「自分勝手」な調味料なんですね(笑)

なので、「Mettre son grain de sel」(自分の塩の粒を入れる)は「いらない意見を述べる」「自分と関係ない話に口出しして邪魔になる」「聞かれていないのに勝手なことを言う」ことを例えたフレーズです。そういう人を否定する時に使えますね。

「Ne mets pas ton grain de sel !」

あなたの塩を入れるな!=無理矢理手を出すな!

「Elle mets toujours son grain de sel.」
彼女はいつも、自分の塩を入れる。=いつも関係無い話に口を出す。

ちなみにフランス人はよく「入れて来る」という表現でも使います。その場合は「Venir mettre son grain de sel」(自分の塩の粒を入れてくる)と言います。「Ne viens pas mettre ton grain de sel !」(あなたの塩を入れてくるな!)といった感じですね。

とてもフランス人っぽいフレーズなので、冗談で言ってみてくださいね。皆ビックリすると思います^^
では、また!

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