フランス語の名文、諺『鴨の寒さがする』

Ecom講師 Olfa

Bonjour! お元気ですか?C’est Olfa de Ecom !

随分寒くなってきていますね!もうそろそろ東京では雪が降りそうですね。以前「ここスゴ」で紹介したように、日本は暖房器具がいっぱいありますが、それと比べるとフランスの冬はもっと寒いです。

そこで今回は、フランス人が使っている寒さに関係した名文を紹介したいと思います。

第3回
「“Il fait un froid de Canard”」
(鴨の寒さがする)

面白いことに、フランス人は「寒さ」から「鴨」を連想します。北極熊でもアザラシでもなく、鴨です(笑)
でも皆さん、鴨に「寒さ」に関係したイメージはありますか?ない人がほとんどだと思います。では一体、なぜ鴨がこの名文に使われているのでしょうか?それを説明します。

実はこの名文、鴨狩りの時季に関係しています。フランスで鴨の狩りは大体、秋から始まります。鴨を狩る為にはとても長い時間、動かずに待つ必要があります。なので鴨狩りは、季節も寒くなってきている上に動かないことで更に寒くなる、寒い活動として知られています。

鴨のいる池のそばに隠れたまま、ずっと動かずに待っている狩人にとっては、間違いなく「寒さ=鴨」となります。
この名文は、このようなフランスの伝統に由来しているのです。
この言葉は、フランスの伝統である鴨狩りを寒さの度合いにたとえているので皆に通じます。もちろん狩りを一切やらないフランス人もよく使います。

「Il va faire un froid de canard demain, faites attention」(「明日は非常に気温が低いことが予想されるので、気を付けてください」)という言葉はこの時期、文書で見ることもあれば、会話で聞こえることもあります。

皆さんも、これからフランス人に会う時はぜひこの名文を使ってみてくださいね^^
「Il fait un froid de canard au Japon !」(「日本は今とても寒いです!」)という風に!

では皆さん、お身体に気を付けてくださいね^^

フランス語の名文、諺  「“Il fait un froid de Canard”」 (鴨の寒さがする)

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