中国で人気の遊び 大话骰(嘘とサイコロ)

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「最近跟朋友有没有玩甚么呢?」(最近友達とどのように遊びましたか?)

初めて会った人とお酒を飲む時、会話に困らない方はかなり少ないと思います。

中国では、そのような時、気分をかえてゲームをします。

その代表的なゲームは、

「大话骰」

台湾なら

「吹牛[chuī niú]」

といいます。

「大话[dà huà]」は日本語だと「嘘」

「骰[tóu]」は「サイコロ」です。

名前の通り、サイコロを使ったゲームです。

この遊びはどこでも人気で、香港ならカラオケやバーでもダイスカップが置かれていますよ。

日本だとダイスカップは、賭博でちょっと悪いイメージがありますが、実はギャンブルではない遊びにもよく使われているんです。

 

中国で人気の遊び 大话骰

 

☆遊び方☆

このゲームは2人以上で遊べます。集まりの初めや、友達を待っている時におすすめですよ。

 

1.まず、みんなでサイコロ5個ずつをダイスカップで振って、自分の振った5個のサイコロだけ見ます。

 

2.1人ずつ順番に、全員のサイコロの出目を推理します。

 

3.推理された人(例えば時計回りなら左隣りの人)は、前の人(自分の右の人)の言ったことを信じるか信じないかを選びます。

 

4.もし信じると、ゲームが続きます。信じない場合は、皆のサイコロの出目を確認します。

 

5.この時、信じないと言った人の推理が当たっていたら、残りの人が、推理が外れていたらその人がお酒を飲みます。

 

推理の発表の仕方ですが、「X个Y」という風に言います(「X個以上のY(出目)があります」という意味)。

ふつうは、Xは参加人数以上しか言わないことが多いです。

次の人は必ず前の人よりXまたはYが大きいものを宣言しないといけません。

例えば、

5人のプレーヤーで遊ぶ場合に最初の人が「5个3」(3が5個以上、この場にはありますよ)と言ったとします。

もし次のプレーヤーは「5个3」を信じるなら、自分の推理を言わないといけません。

同じサイコロの出目(Y)3を続けるなら、サイコロの数(X)は6以上しか言えません。

ですから、「5个3」→「6个3」→「7个3」と続きます。

ただ、

一つ少ないサイコロの出目(Y-1)にして言うこともできます。

その場合に限っては、サイコロの数を(X+1)以上にすればセーフです。

「5个3」から「6个2」(2が6個以上、この場にはあるよ)(Yは少なくなったがXが多くなった)や「5个4(Yが多くなった)」、「6个5(XもYも多くなった)」などが言えます。

「5个2」はだめですよ。

 

実は、このゲームがもっと面白くなるルールがあります。

1の出目(Y)は1~6のなんにでもなる、(トランプでいうジョーカーのような役割)というルールです。

例えば、あるプレーヤーが前のプレーヤーの「15个3」(3が15個以上、場にあるよ)を信じないで、皆のサイコロを確認するとします。

この時、3が11個あって、1が5個ある場合、3の出目は合計で16個(11個+5個)あることになります。

ですから前のプレーヤーが正しいので、信じないと言ったプレーヤーは負けになります。

ただ、もし1がサイコロの出目(Y)として使われた場合は(例:「4个1」(1が4個以上、この場にはあるよ!))、

この何にでもなれる機能はなくなります。

なので、推理できる数が急に下がります。

慣れるまで少し難しいかも知れませんが、1回遊んだら好きになると思いますよ!

特に友達の性格がよく分かるようになってくると、さらに面白くなります!

表情や言い方を見て推測する楽しさは、遊んでみないとわからないと思います!

嘘をつくのが下手な人は、あまり大げさな推理を言えません。

でも逆に、理系の人などは確率で推測することもできますね。皆さんならどう勝負しますか?

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