みなさん、今日は、フランスでの、テーブルマナー、食事習慣、などを紹介したいと思います。細かいものを取り上げるとたくさんありますが、今回、日本の人が覚えやすい3つを取り上げました。
1)食事中は音を出さない
(声を出すのは大丈夫)
まずはよく知られているものからです。日本では、美味しいラーメン、お蕎麦、うどんを食べる時に、うまさを表現するため、または、熱いのを柔らかくするために、音を出して麺を食べたくなりますよね
私も日本に来て、気にならなくなりましたが、それでも、もし日本の人がフランスへ行くのであれば、またフランス人とお食事をするのなら、それを少し避けてくださいね~。
フランス人にはそれらは失礼と思われて、するとしたらジロジロ見られてしまいますからね…。もちろん、異常に音を立てている場合ですが。
フランス語では、
「Ne fait pas de bruit en mangeant (buvant)」 [食べ込む(飲み込む)時に音を出すな。]という表現が子供のしつけで使われたりします。(Bruit は、フランス語で「雑音」と意味する言葉です。
ちなみに、食べながらお喋りするのが非常にフランス式ですが、流石に食べ物を口に入れたままでお喋りしたりはしません。子供はそれをよくするので、もしそれをしたら、「Ne parle pas la bouche pleine!」「口を食べ物でいっぱい入ったままで喋らないでね!」と親からは注意されますね(笑)。
2) 遠慮して残さない
(逆に最後にお皿に残ったソースをパンで拭いて食べ尽くす)
「Essuyer son assiette avec du pain」
エスイエ・ソンナシエット・アベク・デュ・パン
お皿をパンで拭いて食べ終わります。
皆さん、お皿に残ったソースや、スープなどを、パンで拭いて食べている姿はどうですか?国によっては、マナーがよくない、不快という人がいるかもしれません。
ただ、フランスでは、食べ終わった時に、それが美味しかったら、パンの一部を取って、お皿に残った食事後のソース(サラダのオイル、酢でもなんでも…)をパンで拭いて食べ尽くしていきます。
実際にフランス料理に行ったらテーブルにいつも置いてあるパンがその習慣用のパンです!パスタ、ピザ、ご飯系の食事であれば、あんまりパンは食べませんが、お肉、お魚、スープ、サラダであれば絶対にパンで食べ終わりますね。
ですので、もし、どこかのフレンチレストランで、美味しい料理と一緒に、テーブルのパンが出されていなければ、フランス人は皆ビックリするか、驚くか…怒り出すこともあります(^^)。
また、何か残しておくことがマナーと思う人もいるかもしれませんが、フランスでは全然そうしたことはなく、美味しい料理は、全て食べるのがそれを伝える手段です。
3)会計の時は割り勘じゃない
(どちらかが払うのがフランス式)
フランスは、一般的に男性が、女性の会計を払います(年が女性の方が結構上の場合など例外はあります)。プライベート、ビジネス含めて、割り勘で払うことは多くないですので、日本のように、あまり割り勘でいきましょうか?という提案はしない方がいいです。
ビジネスの時もそうです。例えば、日本の男性が、フランスに行き、現地の会社の人とランチミーティングや、お茶ミーティングをした場合、相手のフランス人が女性だったら、かならず払ってあげましょう。もし相手がフランス人の男性だったら、どちらかがごちそうするかを決めて払います。
もしあなたが日本人の女性で、フランスに行き、フランス人の男性とビジネスミーティングをホテルのロビーなどでした場合、当然、相手は払います、と言ってきます。その場合、一度軽く遠慮の言葉を言った上で、最終的にごちそうになってくださいね。
いかがでしたか?あなたがフランスに行った時の参考になれば幸いです。