8月も終わりそうですが、皆さん夏らしいことはしましたか?海やお祭りなどには行きましたか?世界中どこの国でもそうですが、そのような場所ではナンパしたりされたり、ということがあると思います。
そこで今日は、フランスで流行している口説き文句を紹介したいと思います!(笑)
ご存知の通り、フランス人は甘い言葉が非常に好きです。そんなフランス人が使っているので、今日紹介する言葉はゼッタイに役に立つと思います!ぜひ覚えておいて頂きたい文化の1つです(笑)
では、見ていきましょう。最初は、相手にアプローチする時の表現です。
その1:Tu as un 06? (06ある?)
この言い方は、フランスでは随分昔から使われています。「06ある?」とはどういう意味でしょう?予想してみてください。
「06」とは、携帯の電話番号です!以前お話しましたが、フランスの電話番号は固定電話だと01(パリ+郊外),02, 03, 04, 05(フランスの他地域)となっています。
そして、携帯は「06」です。つまり、「06ありますか?」と聞かれたら「携帯番号を教えてもらえますか?」ということになります。
ちなみに2012年頃から、携帯電話を使う人が激増したせいで06だけだと番号が足りなくなってしまいました。そのため「08」「09」も携帯用の番号になりました。使われる表現は「06ありますか?」のままですが、一時期は冗談で「09ありますか?」と言ったりする人がいました。
日本だと携帯番号は「080」や「090」ですかね。「090ある?」といきなり知らない異性に言ってみたら、どういう風に聞こえるのでしょう?
その2:Tu aurais 5 minutes ?(5分ある?)
こちらは、もちろん「あなたと時間を過ごしたい」という意味なのですが、初めて会った人、全く知らない人に対してはそんなことを言えないので、その代わりに「あなたの貴重な時間をそこまで割かないので、少しだけあなたに近づくチャンスを与えてください。」という意味でこの言葉を使います。
パリでは皆忙しいと思われていますので、一目惚れしてもその人に時間があるかどうか、忙しいがどうか、話すことが出来るかどうかが分かりません。なので、一応、一言だけでも話しておこうと言う意味で「そんな長い時間頂かないので、少しだけでもお話させてください」と伝えます。
※注意点※
「Tu」(単数の2人称)と話しかけるのは殆どの場合「ナンパ」または相手に興味を持って話しかけた時ですが、営業やアンケートをお願いするときには「Vous」(複数の2人称または敬語)などを使います。これは、決まったルールではないのですが、そのほうが望ましいですね。
その3:Je te paye un verre ?(一杯おごりますよ?)
これは一番直接的ですが、ひょっとしたら一番気軽な言い方かも知れません。
何故かと言いますと、目的がはっきり伝わる言い方だからです。「5分ありますか?」と言われた時は「どうしてですか?」と聞きたくなります。目的がちゃんと分らないと不安ですね…ただ、どちらが丁寧かというと、上のフレーズの方が相手の事情を考えてのお願いになりますので、そちらのほうが丁寧ですね。
また、もう既に友達、知り合いだけどこれから付き合いたい、もう少し時間を一緒に過ごしたいと言う人に対しては、最後(3番目)のフレーズしか使えないですね。
1と2は、知らない相手限定ですね^_^
フランスに住んでいらっしゃる皆さんはこれらの言葉を聞いたことがありますか?それは映画でも、音楽でも、毎日の生活でも良く使ったり聞いたりしますので是非覚えておくとフランス語の理解に役立つかと思います!
また今度ね~ !