肉食ドイツで増えるベジタリアン文化

Guten Tag, ihr Lieben!お元気ですか? Hier ist Julia von Ecom. 大学を卒業して、数年が経ちましたが、今でも大学のころが懐かしく思っています。特にクラスメイトとのランチは楽しかったです。ドイツのMensa (食堂)はとても安くて、選択が多いです。シンプルなパスタから、複雑な肉料理まで、何でもありました。ドイツの大学食堂(Mensa)は基本、日替わりメニューですが、ひと月に一度、特別なメニューの日がありました。それは「der Veggie -Tag」(野菜の日) です。

「Veggie」はドイツ語ではなく、英語の「vegetable」(=野菜)から来ていて、ドイツ語で「肉なし」の意味として使われています。想像しやすいと思いますが「der Veggie-Tag」は食堂で行われている活動で、野菜がメインで、肉なしのメニューが出ています。

ドイツの大学生の中には、自然環境を大事に考えている人々が多くて、vegan(全く動物系のものを消費しなくて)や、vegetarisch(肉と魚がだめで)の人も多いです。自然と動物界の環境意識を増やすため、肉なしでもおいしく食べられるよというアピールのため、大学ではよく「der Veggie -Tag」(野菜の日)が用意されたりします。

もちろん、食文化は大学教育とは別なことなので、わざわざ大学を利用して行う「der Veggie -Tag」(野菜の日)に批判的な人もいます。自分の食事は自分で決めるもので、わざわざ肉なしの日を強制せずに、普通のメニューの中から、肉なしのものを選ぶのを勧めるくらいでいいのではと思われています。ですが、私としては、月一回だけなので、その日は肉なしをしてもいいかなと個人的には思っています。意外とおいしいものも出ているので、肉が好きな人もおいしく食べられると思います。

ちなみに私は魚が大好きですが、お肉は、14歳の頃からStopしているので、ベジタリアンの一人と言えます。2016年の調査では、ドイツのベジタリアン人口は10%で、10人に1人がベジタリアンです(ちなみ70%以上が女性です)。このため、皆さんが、ドイツに来てドイツ人の友人と一緒にアイスバインやソーセージを食べにいこうと思っても、実は相手が食べられない(食べない)人もいますね。
逆に最近は肉食ドイツで、ベジタリアンメニューを用意するレストランもどんどん増えてきました。

日本は、今どんな感じなのでしょうか?
日本と言えば、お魚文化というイメージがありますが、日本でもいつか「der Veggie -Tag」(野菜の日)が取り入れられる日も来るかもしれないですね。
でも日本の和牛文化も大変貴重なので、食べて守ってもらいたいですね。

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