ドイツで信じられているびっくりな迷信3つ(前編)

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは、EcomのJuliaです。もう21世紀だと言っても、世界中で迷信を信じている人は、まだたくさんいると思いませんか?多くの迷信はどこから来たか、どうしてそうなったかなどの話は何百年も経った今では忘れ去られてしまいましたが、その迷信のかけらが今もまだ残っています。今日はドイツでよく耳にする迷信を紹介したいと思います。
私もついつい、これらの迷信を信じてしまいます。

 

「Scherben bringen Glück」

陶器の欠片が幸福をもたらす

陶器
皿やカップが落ちて、割れてしまったりすると、何か悪いことの起こる前兆のように思われるかもしれませんが、ドイツでは壊れた皿やカップの破片等は福をもたらすものであると考えられています。それは割れる時の音のおかげです。悪霊がその壊れたときの音を嫌がっているので、その悪霊を追い払うことが出来る、といわれています。

そのため、ドイツでは結婚式の前に「Polterabend」が行われます。「Polterabend」の「Poltern」は「Poltergeist」(ポルターガイスト)という言葉で、みなさんも聞いたことがあるかもしれませんね。「Poltern」という動詞は「どたばたと」という意味で、「Abend」は夜という意味なので、つまり、結婚式の前の夜に陶器を壊す音で新郎新婦の周りの悪霊を駆除しよう、という習慣なのです。
ですが、「Scherben」(陶器の破片)とは言っても、鏡の破片は縁起が悪いものとされています。鏡が割れると、7年間幸薄くなると言われています。鏡には、それを見る人の魂が入っていて、鏡が壊れると魂も壊れるそうです。そして魂が治るためには7年間必要だと考えられているため、治るまで、鏡を壊した人は不幸になると言われています。あるいは、鏡が悪霊の世界への門となっているため、それが壊れたら悪霊がこっちの世界に入ってきてしまうという考え方もあります。

ちなみに、その対策方法は、鏡の欠片の上に塩を振り、深夜の零時に庭の一番暗いところにその破片を埋める、などです。それの方が怖そうですけど…。

 

いかかでしたか?来週は残りの2つを紹介します!お楽しみに!

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