皆さん、Guten Tag! Wie geht es Ihnen?
Juliaです。
今日のドイツの慣用句は、
自然とつながっていて、の能力を表す言い方です。今日の慣用句は
Das Gras wachsen hören
直訳 草の成長が聞こえる
意味 小さいことでも気づいて、勘が鋭い「Das Gras」は、草。
「wachsen」は、成長する
「hören」は、聞くを意味します。
このため、「草の成長が聞こえる」が直訳となります。意味は想像できますか？
草の成長が聞こえると、音が小さい草の音も聞こえるぐらい周りが静かすぎることのでしょうか？
田舎なので、何もなくて、つまらないという意味でしょうか？
実は、草の成長を聞くために、耳が非常によくないといけないことですね。そのため、草の成長が聞こえるくらいの人は、小さいことでもよく気がついてしまう人です。もっと言うと、何が起こっているかわかりにくいときでも、その状況が良く理解して意味をとれるということです。
ちょっと例文を見てみましょう！
例えば学生の時に、試験の前に、先生はどんな質問を出すか、みんな生徒は気になりますよね？
生徒１: Was denkst du, kommt in der Prüfung nächste Woche dran?
（ねぇ、来週の試験どんなテーマが出ると思う？）
生徒２: Hm, diese Woche hatten wir ja Geschichte Deutschlands.
（そうね、今週はドイツの歴史を勉強したから、そっちじゃない？）
生徒１: Ja, aber vorher hatten wir Weltgeschichte. Vielleicht fragt die Lehrerin das auch?
（そうだけど、その前は世界の歴史について勉強していたから、先生はそれを出題するかもしれないよ）
生徒２: Wir müssen das Gras wachsen hören. Wir finden bestimmt, was sie fragen wird.
（では、草の成長を聞かないといけない（⇒小さいことでも気を付けて先生の言っていたことを考えて、問題を予想しようよ））
なんなく意味が分かりましたか？
私は、学生時代、何回も先生の質問を予想しようとしましたが、へたくそで「Ich kann das Gras nicht wachsen hören」（草の成長が聞こえない人）ですね。
