英検3級試験概要
難易度:
CEFLのA1レベルに相当。かつては、中学3年生までに取るレベルであったが、
近年では小学生のうちにとる子供が多い。
一次試験
筆記(40分)/リスニング(約25分)
合格点は746点で、ボーダーラインは約6.8割。
二次試験
1対1の約5分間の面接、文章を音読し、そのパッセージについての質問とその他フリートーク。
英検リニューアル前後の比較
2016年から、英検試験はリニューアルされました。2015年以前に受けていた人もいらっしゃると思いますので、比較を出しておきます。
・リスニングの配点割合が5割と、もともと大きかったリスニング割合がさらに増加。
・代わって読解、語彙の配点割合が減少。
・合格点が746点と、絶対基準となり、以前のように合格点が変動する相対基準でなくなった。
・合格ラインが約6.8割となり、以前の6割から大幅にボーダーラインがアップ。
子ども向け英検3級合格戦略と勉強法
・配点の半分を占めるリスニングの対策が合否を左右。
子供が得意とするリスニングパートで、高得点をとれるようにしておく。
・英検協会のホームページに無料で用意されている過去問を解いて、問題の形式や難易度になれることが重要です。
市販の問題集は、実際の試験より難しく作ってありますので、一番の対策は過去門です。
問題パート別にチェック
・語彙 8/15 5割弱取る
英検3級の語彙は、決まりきったものが出るので対策がしやすいですが、受験生にとって一番難しいパートだと思います。ここでは5割強とれればいい、それ以上取れたらラッキーと思い、他の対策に時間を使いましょう。5割取れていない人は、語彙力を別途強化しましょう。英検3級英単語アプリLanguryをお薦めします。
・読解 11/20 5.5取る
簡易な文章です難易度は高くないですが、過去問を通して出題形式に慣れましょう。
・リスニング 24/30 8割
リスニングパートは、全体の半分を占めますので、一番の力を入れるべきところです。
ここでは8割を目指しましょう。もっと取りたい人は、対策して9割正解を目指してもいいです。語彙、読解パートが全然点がとれなかったとしても、合格の可能性が高まります。
子ども向け英検3級二次試験合格戦略:
3級の2次試験は、
・音読
・読んだ文章に対する質問と回答
・イラストについての質問(状況を簡単な英語で説明)
の3点が主です。
英検2次は、8割合格する試験ですので、英会話が大人より得意な子供受験生は、それほど心配する必要はないです。
ただ、Story描写は、基本過去形で話す。きちんと最初の出だしの文章は忘れずに書いてあるものを読み上げる、など、試験のコツや、形式には慣れておきたいので、模擬試験を、Ecom講師が試験監督役となって実施し、すぐにフィードバックを行います。
また質問に答えられない時の、効果的な会話の仕方などもTIPSとして紹介するなど実戦的な対策にしています。