フランス人にはNGのプレゼント3つ(前編)

Ecom講師 OlfaBonjour! Ecom@フランス語のOlfaです。
この時期はクリスマスやお正月など、プレゼントを渡すことが多くなる時期ですね!
そこで今日は、フランス人にあげてはいけないプレゼントを紹介したいと思います。プレゼントを選ぶ際に参考にしてみてください^^

その1:「汚れ」に関係するもの

 

フランス人の立場からすると、一番嫌なプレゼントは衛生に関するものだと思います。なぜかというと、そういうグッズをあげると「あなたには衛生的な問題があると思うから、このプレゼントで助けてあげるね。」という風な意味で受け取られてしまうからです。例えば身体に使うデオドラントスプレーなどは、絶対にダメです。
また自分の身体だけでなく、家事などに関する衛生用品もダメです。フランス人だけの考え方かもしれませんが、洗剤をもらっても「これはすごく良い洗剤だから、あなたにも使ってほしい」という意味にはならずに、「お皿洗いなさい!」という意味だと思います。車を磨く商品なら、「あなたの車は汚いから…。」といった感じです。なので、掃除をしたり、汚れを落としたり、臭いを消したりするものはプレゼントしないでください。確実に誤解されてしまいます。

フランス人は皮肉を使ったユーモアで、遠回しに何かを伝えることが多いです。そのためもらったプレゼントも、メタファーだと感じるのでしょう。
もしあなたが本当にその人に「あなたは衛生的に問題がある!」と伝えたいなら、これらのアイテムをプレゼントしても良いですよ(笑)

 

その2:隣人へタオル

 

次に注意してほしいことは、フランス人には全然通じない日本の習慣、「タオルをあげること」です。これは、フランス人には全く理解ができないことです。先ほど説明したフランス人の考え方からも、タオルは誤解される可能性が高いです。
私は初めて日本で入居した時に、隣の日本人の方にチョコレートをもらいました。そこで私も、同じようにチョコレートをプレゼントでお返ししました。でもこの人はきっと、私が日本の習慣を知らないだろうという気遣いで、タオルじゃなくてチョコレートをくれたのだと思います。
確かに、もしタオルをもらったら間違いなく不思議に思っていましたね。「シャワーを浴びてください」ということなのかな?と考えてしまいます。

その後でこの習慣を友達に教えてもらいましたが、やはりフランス人の目からすれば「タオルはもう持っているに決まっているでしょ。」となりますね。

フランス人のプレゼントに対する考え方では、「役に立つもの」より「役には立たないけど、私のことを思い出せるもの」が大事です。役に立つ物より気持ちをあげることが大事なんですね。だからタオルをあげると、「私を思いながらこのタオルを使ってください」というメッセージになるので、フランス人には不思議で理解できないのです。

 

いかがでしたか?来週もお楽しみに!

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