ゆで卵への愛が止まらないドイツ人の工夫ベスト3

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こんにちは!EcomのJuliaです。今日は、ドイツ人の朝ごはんに欠かせない「アレ」を紹介します。
ドイツに行った方で、ドイツの“Sonntagsfrühstück“(日曜日の朝ごはん)を食べたことがある人はいますか?平日の朝はパンとジャム、あるいはソーセージといったシンプルな朝ごはんが食べられていますが、休日か日曜日は違います。朝も遅くて大丈夫なので、家でゆっくり入れたコーヒー、焼きたてのロールパン、フレッシュフルーツとゆで卵・・・という美味しそうなSonntagsfrühstück (日曜日の朝ごはん)を食べています。ただの朝ごはんではなく、一つの儀式みたいですね。
その中で一番大事なものが、「ゆで卵」です。ですが、ゆで卵を作るのは意外と難しいです。ゆでる前、ゆでる間、ゆでた後と色々な失敗をしてしまいます。
そこでドイツ人は、大好きなゆで卵をおいしく食べるために様々な技術を開発しました。今日は、ドイツ人のパーフェクトなゆで卵の作り方、食べ方を紹介したいと思います。

その1:「Der Eierstecher」(卵突き刺し)

 

ゆで卵への愛が止まらないドイツ人の工夫ベスト3
卵をゆでる時に一番多い失敗は、殻が壊れてしまうことです。その解決方法は、卵の下にある気囊に穴を空けることです。そのため、このような針で穴を開ければ安心して卵をゆでることができます。この器械の上に卵を置いてゆっくりと卵を下に押すと、針が出て穴が空きます。
ちなみに私が日本に住んでいた頃、おばあちゃんが「これがないと生活できないでしょ」と、日本まで送ってくれました(笑)

 

その2:「Der Eierkocher」(電気ゆで卵器)

ゆで卵への愛が止まらないドイツ人の工夫ベスト3
さあ、ちゃんと穴をつけましたか?いよいよゆでますが、大切なのはゆで時間です。これを間違えると、完璧なゆで卵にはなりません。そこで、普通の鍋ではなく「Der Eierkocher」(電気ゆで卵器)に任せましょう!人によって卵の固さには好みがありますが、その通りにできなかったら、朝ごはんは失敗と言ってもいいです。日本でも同じような器械があると思いますが、卵のサイズと希望する固さに合わせて水を入れたら、自動で卵がゆでられます。
ちなみに私のお父さんは白身が固くて黄身が柔らかい卵が一番好きだそうですが、これは一番作りにくい条件です・・・。少しでも間違えると、温泉卵か固すぎる卵のどちらかになってしまうからです。

 

その3:「Der Eierköpfer」(卵の殻抜き)

 

ゆで卵への愛が止まらないドイツ人の工夫ベスト3
卵は穴を空けたおかげで壊れずに、固さもちょうどよくゆであがりました!ここまできたら、失敗なんてもうないですか?いやいや、ゆで卵を食べるまでにはもうひとつ大変なことがあります。それは、卵の殻をむくことですね。
ドイツではゆで卵を食べる時、上の部分の殻だけをとって、ヨーグルトのように食べます。
さて、パーフェクトに殻をぬくためには、写真のような器械があります。丸いはさみで、中にサメみたいな歯がありますね。こちらの丸い穴を卵の上にのせてはさみを閉めると、サメの歯が殻を丸く切ります。丸い穴が空くので、スプーンで食べやすいんです!
ちなみに、この器械を発明した人はドイツ人だそうです。ドイツ人のゆで卵にかける情熱はそれくらい強いんですね(笑)

 

ゆで卵への愛が止まらないドイツ人の工夫ベスト3

 

こうしてドイツ人は、日曜日の朝ごはんには「Das perfekte Frühstücksei」(完璧なゆで卵)を作って食べます。
最後に、食べる時には塩の加減に注意しましょう!これだけは人間の手でやるしかないですからね笑

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