アラブの名文、諺『成熟した精神には言葉が少ない』

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皆さん、こんにちは!イーコムのOlfaです。
今日はアラブの名文紹介です。今までも何回か紹介しましたが、アラブ人は話すことが好きで、言葉や話し方に関することわざが多くあります。
今日の名文も、その中の1つです。では早速、見ていきましょうか^^

第7回
إذا تم العقل نقص الكلام

イデャ・テッマ・アル=アカル・ナカサ・アル=カラム
(成熟した精神には言葉が少ない)

◆単語
إذا(イデャ)=もし
تم(テッマ)=成熟する、達成する、終わる
العقل(アル・アカル)=精神、理性
نقص(ナカサ)=減少する
الكلام(アル・カラム)=言葉

アラブ人は男女にかかわらず、大変なお喋りです(笑)
話すことがとても好きで、特に政治的な話、哲学や文学などの話は、若い人でもよくしています。そのためディベートは、アラブ人にとても好まれていますし、ほとんどの場合で盛り上がります^_^

ですが喋りすぎると、さすがに「言いすぎる」場合もありませんか?あまり考えないで、ベラベラ喋るのは少し危険ですよね。思い付いたものを思い付いた瞬間に口に出すと、失敗することもあります。「言ってしまった…。」と気づいても、もう遅いです

もちろん自分の考えを言葉すること、しゃべることは大切です。ただ、まずは言葉の強さやニュアンスを意識して、その影響をしっかりと考えてから話した方が、良い発言になりますよね。
「成熟した議論をしよう」という意味を表したい時に、アラブ人は「إذا تم العقل نقص الكلام 」という言葉をよく用います。

アラブの名文、諺『成熟した精神には言葉が少ない』

アラブ人は話過ぎる傾向があることは、アラブ人自身も認めています。そのため、少ししか話さないけれど適切な言葉を使う人が、アラブ人の憧れです!

日本人同士が話をする時は、どんな感じですか?また、それに関係したことわざがあったら紹介してください^^

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