世界を旅した男、イブン・バットゥータ ابن بطوطة

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皆さん、こんにちは!Ecomのolfaです^^いきなりですが、旅行するのは好きですか?私は大好きです~

今回は、アラブ人で初めて世界を旅した ابن بطوطة イブン・バットゥータという人の紹介をしたいと思います!

彼の名前はアラブ地域だけでなく、世界中で知られています。皆さんの中にも知っている人はいますか

アラブ世界では誰もが知っている、イブン・バットゥータ
アラブ世界では誰もが知っている、イブン・バットゥータ

イブン・バットゥータは1304年にモロッコの طنجة タンジェという町に生まれました。そのためタンジェでは、街の通りや空港の名前に彼の名前が使われています
彼は29年間かけて、約120,000キロの大旅行をしました。120,000キロはなんと、地球10周分の長さになります

彼は21才の時に旅を始めました。その頃は「広くて、共通の言葉が使えるアラブ世界を旅しよう。」くらいに思っていたそうです(笑)
そしてアラブ世界を周ったので、次はアフリカに行きました。その次は東南アジアを通って、中国の北京まで行きました。この旅には15年かかっていて、インドモルディブで役人をしていた時期もあります。そして最後に再び、中部アフリカ5年間旅しました

彼は最終的に、人生で44ヶ国を訪問しました。しかもそのほとんどがアラビア語を使わないイスラム教ではない地域です

イブン・バットゥータの旅の道順
緑色の線がイブン・バットゥータが旅した道順です。赤色の線は、マルコ・ポーロの旅した道順です。

イブン・バットゥータはただ旅行しただけではなく、医学法律文化宗教芸術などを、旅をしながら学んでいました

例えば旅をして目にした珍しい景色や、世界の国の国境などを図にまとめました。他にも世界の法律経済思想を記録して、母国に持ち帰りました

イブン・バットゥータの旅行記『リフラ』
『リフラ』の中にある、1327年に、イランの北西にあるتبریزタブリーズという都市に訪問した時の絵です。

そして、旅を付き添っていたアシスタントの   بن جزي  イブン・ジュゼイという人と一緒に旅行記を書きました。世界を旅した記録をアラビア語で書いたことで、アラブ世界の全ての国が彼の経験から知識を得ることができました。この旅行記は الرحلة 『リフラ』(大旅行記)と呼ばれています

私も含めて最近は「遊びたい」「ゆっくりして仕事の疲れを取りたい」という理由で旅行する人が多いですね。それもいいですが、イブン・バットゥータの様に「社会を見るため、役立つための旅行」をすることもきっと面白いですよ

皆さんはどう思いますか?最近旅行した人など、コメントいただけると嬉しいです

以上、世界を旅したイブン・バットゥータの紹介でした。ではまた^ー^

P.S
この間東京ディズニーシーへ行った時に、壁に描かれたイブン・バットゥータの似顔絵を発見しました
行ったことのある皆さん、どこにあるかわかりますかヒントを言うと、ミステリアスアイランドの周辺にありますアラビアンコーストの近くではありません(笑)
気になる人は探してみて、見つけたら教えてください

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