こんにちは、Ecomのユリアです。今日は、日本のここが少しびっくりだと感じる習慣を紹介するコーナー「ここがびっくり日本の習慣」の9回目です。
世界中で、日本の食文化はとてもヘルシーだというイメージがあります。そのため私も日本に来る前は、日本人は野菜や果物をよく食べるだけでなく、値段も自然と安いと思っていました。最初の方は円のレートをよく知らずに値段が見分けられなくて、食費が高いか安いかは言えませんでした。でも今では、食費の高さで困っています。
例えばりんごを食べたいと思って、買おうとしたら「え!1個で150円!?」とショックを受けることがあります(泣)
確かに、日本で売っている野菜と果物は味や形のクオリティーがとても高いので、特に日本産の値段が高くなることは理解できます。ですが、外国人は他にもびっくりしてしまうことがあります。
★野菜・果物が綺麗過ぎです。野菜や果物は自然の物だから、形や色は自然と違ってくるはずです。たとえ形が綺麗じゃなくても、味は変わりません。でも、日本のフルーツはとても丁寧に育てられたのか変な形の物が捨てられたか、そのせいで値段が高いです。
★外国に行ったことがある方はご存知でしょうが、野菜や果物を1個ずつで売ることは少ないです。ジャガイモや人参はすべて網袋で売られて、りんごやみかんなどは個数ではなくグラムで売られています。一度に大量に買えば、値段も安くなります。例えばドイツでは、ジャガイモが網袋に5キロで約250円、りんごは1個で約50円です。
★果物がプレゼントに使われていることはびっくりです。スーパーやデパートで、とても高いメロン、みかん、いちごなどが贈り物として売られています。ドイツから日本に来たばかりの時は値段を知らなかったので、「誰が果物をもらって喜ぶの?」と考えていました。でも、1つ6000円のメロンは、とても高いプレゼントですね。値段を知って食べると、死ぬほど美味しいでしょうね…(笑)
もちろん日本の野菜・果物は美味しくて、クオリティーも良いです^^日本の労働が高いことを考えたら、妥当な値段かもしれません。ドイツで売っている野菜・果物はEUのおかげで安くなりますが、たまにクオリティーが低いものもあります。
私はドイツにいる間は1日1個のりんごを食べていましたが、日本では値段の問題でそれをしにくくなりました。不健康なライフスタイルにならないか、ちょっと心配しています。
6 thoughts on “ここがびっくり日本の習慣「日本の野菜・果物は高すぎる?」”
いつも楽しく拝見しております。
りんごを中心にすえて知っているだけの事をお話させて頂きます。
りんご、確かに高いですね。私の近所の八百屋だと、ふじ1個で178円もします。この価格差は消費量の差等が影響していると思います。
ドイツの果実消費量は一人一日当たり271gですが、日本人は6割の162gしかありません。ドイツでのリンゴ生産量は89万tですが更に67万tを輸入しています。日本ではジュース等の加工原料を除き、65万tは殆ど全て国内生産品です。
リンゴはみかん等の柑橘系に比べて皮が痛みやすく、病害にも弱いので輸入してもコスト面から安くならないのです。中国は3598万tと世界一のりんご生産国ですが、ミバエなどの検疫体制が国内基準に達していないので輸入出来ません。
国内基準をクリアしたアメリカ、フランス、オーストラリアからは輸入していますが、2002年から殆ど輸入量は増えていません(2011年で僅か148t)。
更に日本の消費者は味だけでなく外見にも厳しいので、僅かな虫食い、傷、歪み、色のまだらのある商品は出荷段階ではじかれてしまいます。台風で地面に落ちたりんごは果物市場には出荷できません、半値以下に買い叩かれてジュース等の原料か、そのうち糖度の低いものはタダ同然で飼料用にされてしまいます。
もったいないから不良品でも安く消費者に売れば良いと考える人も居ますが、品質にバラつきが大きく買い手が付かず、値崩れの原因になるので、結局市場には流通しないみたいです。
りんご農家は安い値段で生産しても輸入品に価格で太刀打ちできなくなるを一番理解しているので、付加価値をつけます。甘く、形が整って、香り高く、贈答品になるレベルなら輸出商品になるからです。青森りんご輸出量18万tのうち16万tは台湾の人が食べています。国産の果物全般が外国の方から「食べるダイヤモンド」と言われるまで高級化しているのはそういった果物農家の生存戦略でもあるのです。
最後に、日本でもバナナなら安いですよ。10本で100円位。フィリピンと台湾からの輸入のおかげです。あとジャガイモは10キロ単位をネットで箱買いすれば送料を入れても、同じ量の米よりは安く買える筈です。
昔子供今オヤジさん、
いつもの興味ふかいコメント、どうもありがとうございます!
日本の果物は「食べるダイヤモンド」との言い方がとてもあっていると思います!
日本も輸入に対して、厳しいところありますね。日本のマーケットを守るため、海外の品を少なくして、日本製の商品を売ろうとします。 日本の労働者の時間給はほかの国と比べると高いので、日本製の物も当たり前に高くなってしまいますね。 しかも、味だけではなく、見た目も注意したら、野菜や果物を栽培する時の廃品率は高そうです。そのため、輸入されたフィリピンのバナナは高い貨物輸送料を関わらず、安く売ることが出来ます。
日本での果実消費量は人当たりには、6割だけで知りませんでした。
一人当たりを考えてみると、日本で果物マーケットはビジネスをしにくいと考えてしまいますが、日本の人口(1億2653万)はドイツの人口(8033万人)より5割が多くて、実際に売っている果実消費量の方が高いのかなと考えました。それを考えてみれば、日本での果実マーケットはもっと安く果物が売れるはずですよね?
お久しぶりです。
日本の果物はとても高価なものに思われていますね、病院でのお見舞いにしばしば登場しております。
(私の領域では生ものを食べられない無菌領域の患者さんが多いので、皮付きの果物のみ許可しています)
私もリンゴを一日一個食べています。
大学生の頃からかわらない食生活ですが、近年値段が高騰してきたように感じます。以前は”サンふじ”や”王林”など100円前後でした
ブーイングですが、がんばってる農家さんを思うとつい王林を大量購入してしまします笑
ドイツで一度、桃のような平べったい皮付きの果物を食べましたが、未だに私の記憶から忘れることはできません。pf—みたいな発音だったと思います。。。
あれは美味しかったなあ♪
……… Orz名前を教えてください!
Taikiさん、
お久しぶりです!
毎日リンゴを食べようとするのは、素晴らしいです! 健康にいいらしいですね。100円のリンゴだったら、スイーツの代わりに買えば、そこまで高くなりませんよね。 ただチョコかリンゴか、どっちを買えばいいかと考えたら、リンゴが負けてしまいます…(私は甘党なので)
日本での農家さんは丁寧に一つつづの果物を育っているため、とても美味しい、綺麗な果物ができていますね! ただそのようなていないな扱い方で野菜と果物は高くなってしまいますね。
ドイツ語のももは「Pfirsich]と言われています。日本トのももと比べるなら、まま小さいですよね!Pfirsich見たいな、 フアフアしていないスモモは「Nektarine]と言われています。
日本人の方が人口が多いのだから、需要と供給の関係でドイツ並みに果物価格が下がってもいいのでは?との御質問ととらえ、私なりに考えてみました。
先ず基本的に押さえておきたい事ですが、日本人はドイツ人程、食事に量を必要としません。ドイツ人の一日あたりのカロリー摂取量は3546kcalで世界第13位ですが日本人は2771kcalで世界第90位とドイツ人の8割程度の食事量で十分なのです。>http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0100.html
人種の違いによる体格の違いなどを考慮してもドイツ人(男女平均)の肥満率は18.65%に対して日本人は3.1%と比較しても明らかにドイツの方は食べ過ぎの傾向があります(^ ^;)>http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2222.html
日本人の一日あたりの野菜摂取量は284.93gでドイツ人246.58gより15%ほど多く摂取しており、これ以上果物を食べる余裕は無いのではないでしょうか?
つまり食べたくないのに無理に買う人は居ない→コストを削減して大量に供給する努力は報われない→高いけど美味しい果物を少しだけ食べる。・・・という結果に落ち着いたような気がします。
実の所、私も毎日リンゴ一個は食べられません。以外と腹が膨れるし、ご飯のおかずにもならないので・・・たまに食べると美味しいんですけどね。日常的にパン食をしないせいかもしれません。
たまに大安売り(一個あたり30円ぐらいで6個とかの輸送中の傷物商品)していると干しリンゴにして少しずつ家族で食べています。
昔子供今オヤジさん、 ご説明ありがとうございます!
昔子供今オヤジが言った通りですね。 無理に果物と野菜買うのは余り意味がないし、もともと野菜と果物多く食べる日本人にはその量を増やすことも難しいですね。
ドイツ人は食べ過ぎ傾向があるのも正しすぎです! レストランに行く時には、ドイツ人でもその大量でびっくりしてしまいます!
リンゴを毎日食べなくても、その代わりにご飯の時に野菜が沢山使えば、問題ないですよね。