こんにちは、Ecomアラビア語のOlfaです!お元気ですか?
今日は、アラビア語名文の3回目です!
皆さん、やるべき仕事は山ほどあるのに、全く手を出したくない時はありませんか?
もしくは、仕事の中心にいるのに何も手伝わず、役に立たない人を見たことはありませんか?
今回紹介する名文は、このようなシチュエーションで使われます。
第3回
مثل الأربعاء بنصّ الجمعة
ミフラ・アルイルビハ・ビナス・アル=ジュムハ
(週の中の水曜日の様に)
この言葉はシリアで生まれましたが、今では北アフリカでもよく使われています。アラブ地域のどこにいっても通じますよ。
文の中にある「水曜日」は「中心にいること」を意味します。週の真ん中にあたる水曜日を使って、例えているんですね。
水曜日にはそれだけでなく、「役に立たない」というニュアンスが含まれています。それはなぜでしょうか?
アラブ地域では、それぞれの曜日に異なった意味があります。
日曜日:キリスト聖徒の聖日、週始日
土曜日:アブラハム聖徒の聖日
金曜日:イスラム聖徒の聖日
(→この3つの宗教はアラブで生まれたものです。そのためアラブ世界には3つそれぞれの聖徒がいます。)
月曜日:労働の最始日
木曜日:労働の最終日
しかし水曜日は、何も意味を持たない曜日です。なのに、週の真ん中にあります。そのため、重要そうなのにあまり役に立たない人やものに対して、水曜日という言葉を使います。
中心にあるものは、一番重要だと思われることが多いですからね。テーブルの真ん中に座っている人が一番偉いとか…(笑)
例えば、仕事の中心にいる人が何もしていない場合に「あなたは一番いい所に居るのに、何もしませんね!」「周りが頑張っているから、自分は何も役割がないよ」という意味でこの名文を使います。冗談や皮肉で使うことが多いですね。
もしあなたの周りにそういった人がいたら、「مثل الأربعاء بنصّ الجمعة(ミフラ・アルイルビハ・ビナス・アル=ジュムハ)」と言ってみてくださいね!