アラブの名言、諺『神様の○○』その1

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こんにちは、Ecomのオルファです。マルハバン!مرحبا

皆さんは、アラブ人の挨拶を聞いたことがありますか?

日本語には「おはようございます」「お疲れ様です」「よろしくお願いします」「申し訳ありません」…など、翻訳のできない表現がありますよね。アラビア語でも、同じようなパターンがあります。アラブ人はよく、宗教と関係なく「اللَّه」(アッラー:神様)という言葉を使います。

というわけで、今日から特別に「アッラー」という言葉を使った名文を10個紹介したいと思います。

 

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1- اللَّه
「アッラー」

アッラーとは、イスラム教の神様のことです。ですが、実際のところは宗教と関係なく使われる言葉です。アラビア語圏に住んでいる人はどんな宗教でも、この言葉を使います。
このように「اللَّه」とだけ言うと「驚き」を表現する感嘆語になります。英語の「God!」と同じですね。ただ、ニュアンスは少し違います。英語のGODは大体、否定的な意味で「ビックリした!」「酷い!」という風に使います。ですがアラビア語の場合は、ポジティヴな意味で使う方が多いですね。例えば、素晴らしい踊りを見た時に「ステキ!」という意味で「للَّه!」と言ってあげるのが、完璧な使い方です^^

 

2- ان شاء الله
「イン・シャ―・アッラー」

「イン・シャー・アッラー」という言葉は、アラブ人にものすごく使われている表現です!私も毎日のように使っていますよ。みんな口癖のようになっていますね。
この表現を直訳すると「神様が望むなら」という意味になります。例えば人を招く時や逆に招かれる時、アラブ人は「はい、行きます」とは絶対に言いません。そうではなく「イン・シャー・アッラー」つまり「神様が望むなら行きます」という言い方をします。
これは「私は行きたいですが、実際に行けるかどうかは運命次第です」「行くまでに何が起こるか分らないので、行けない可能性もあります」といった意味になります。この言い方には「自分の出来る限りはそうしますが…」と謙遜しているニュアンスが出てきます。
アラブ人には「人間は全てを決められない」という考え方があるので、この言葉がよく使われるんですね。謙遜をして、わがままを言わないための表現です。自分のやりたいことができなかった時には周りのアラブ人によく「あなた、イン・シャー・アッラーを言い忘れたでしょう!」と言われたりします。
以前お話した通り、アラブ人は運命を大事にする迷信家ですからね(笑)

 

続きはまた来週に紹介します。

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