ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い(前編)

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Ecomのユリアです。Wie geht es Ihnen?
最近はドイツも暖かくなってきて、気持ち良いです!さて今日は、ドイツのスーパーのある特徴を紹介したいと思います。
ドイツのスーパーは日本と異なって、店に入ると直接売り場に行くのではなく、最初は控え室みたいな場所があります。その入口を通った後には「das Drehkreuz」があります。「Drehkreuz」は金属の棒で、四つの羽みたいな仕切りがあります。この設備があるため、店の中には1人ずつ入らないといけないことになっています。安全のためにサッカー場、水泳プールなどの人が多い場所はもちろん、小さいスーパーでもよく目にします。
この「Drehkreuz」はお客さんの入口ですが、他に「Der Einkaufswagen」(ショッピング・カート)のための入口もあります。「Drehkreuz」の隣にオレンジ色のビニールでできた帳が置いてあり、そこを通してEinkaufswagen(ショッピング・カート)を押します。こちらもお客さんの入り口と同じく、お店の内側にしか進めません。日本のスーパーは、同じ入口からお店に出入りできますね。だから何も買わなくても、簡単に店を出られます。

ですがドイツでは一度スーパーに入ると、お店を全部通ってから反対側にあるレジを通らないと出ることができません。不便に見えますが、どうしてこのようなデザインになっているのでしょうか?

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い(前編)

 

それには2つの理由があると思います。

1つ目は、お客さんに商品を買わせるためです。欲しいものが特にない人が店に入った場合でも、何も要らないからといってすぐに店を出ることができません。お店をぐるっと周って、反対側にある出口のレジから出る必要があります。そのため店を通る間に欲しいものを見つける人や、何も買わないでレジから出るのがなんとなく嫌で、無理に商品を買う人もいます。

2つ目の理由は、窃盗を防止するためです。ドイツのお店はお客さんをそこまで信用していないので、簡単に店を出られないようにしています。レジを通らないといけないので、何か盗んだ商品があっても、店員さんに知られてしまいます。さらに、お店をから逃げるのも難しくなりますね。

私を含めて多くの人は泥棒にならないので(笑)、最初の理由が特に大きいです。私も別に何もいらなくても、そのまま店を出ることは恥ずかしいと思って、バブルガムぐらいは買ってしまいます。そう思うと、「Drehkreuz」はちゃんと仕事をしていますね。笑

このシステム、日本でも真似したほうが良いと思いますか?それとも、今のままの方が良いと思いますか?

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