Ecomのユリアです。Guten Tag!
ドイツではイメージ通りジャガイモがよく食べられていますが、二番目によく食べられている野菜は何かご存知ですか?それは、1年間に1人当たり23キロも食べられるトマトです。
この前お話したようにドイツ人が大好きなパスタはもちろん、色んな料理にトマトが入っています。そして、トマトは慣用語としてもよく使われるんですね。そこで今日は、こちらのフレーズを紹介したいと思います。
第5回
“Tomaten auf den Augen haben”
(目にトマトをつけてある)
「Auf den Augen haben」は「目の上に置いてある」なので、「Tomaten auf den Augen haben」は「目の上にトマトが置いてある」という意味になります。私はキュウリの美顔パックは知っていますが、トマトは見たことないですね(笑)
さて、「Die Tomate」が使われる理由はその見た目にあります。あまり寝られない夜や疲れている時には、白い目玉も赤く充血します。もちろん目の周りも赤く腫れてしまいます。丸くて赤くて、トマトのようだと思われるのですね。
元々は、とても疲れている時に”Tomaten auf den Augen haben”(目にトマトをつけてある)というフレーズを使っていたそうです。眠くて疲れている時には頭もちゃんと回らいないため、目の前のものにも注意がいきません。そのため、分かりやすいものに気付かなかったりした時に「Hast du Tomaten auf den Augen?」(目の上にトマトがあるの?)と聞くようになりました。
例①
「Hast du meine Brille gesehen? Ich finde sie nicht」
(私の眼鏡見なかった?見つからないなあ)「 Sag mal, hast du Tomaten auf den Augen.Sie liegt direkt vor dir!」
(ねえ、目の上にトマトが置いてあるの?目の前にあるよ。)
他には、少し考えれば明らかに分かることを分からない人にも使います。
例②
「Lisa hat morgen schon wieder keine Zeit. Ich habe mich auf unser Date gefreut.」
(リーザちゃんは明日も時間ないんだって、デート楽しみにしていたのに。)「Du hast wohl Tomaten auf den Augen. Sie möchte dich einfach nur nicht treffen」
(君の目にはトマトが置いてあるね、彼女は君とただ会いたくないだけさ。)
このブログを見ている皆さんの目に、トマトはついていませんか?もしついているなら、今すぐパソコンやスマートフォンを閉じて、よく眠ってくださいね!