皆さん、お元気ですか?どんどん寒くなってきますね。
ドイツも寒いですが、クリスマスが近づいてくると考えるため、寒さをあまり感じていないし、逆に、寒くなればなるほどクリスマス気分が高まり、楽しくなってきます。
「11月の終わりなのに、なぜもうクリスマスの話をしているの」と思う方がいらっしゃると思いますが、それは「Weihnachten」(=クリスマス)がドイツ人にとって、1年で一番大事なお祝いだからです。
まだ一月弱あると言っても、気が早いドイツ人なら今くらいの頃には、もう全部の「Weihnachtsgeschenke」(=クリスマスプレセント)を買ってしまっているはずです!この準備力、すごいですよね。
もちろん12月に入ると、当日までずっとクリスマスのための準備期間となります。ですので、ここでは、ドイツの習慣や雰囲気と同じように、今日から皆さんとドイツのクリスマスの習慣をシェアしたいと思って、こちらの記事を書き始めました。これから多くクリスマスネタがPostされますが、嫌がらずに読んでくださいね。ぜひ、皆さん、一緒にクリスマスCountdownをしましょう~!
まず、ドイツで子供がいる家庭なら、12月1日から、必ず飾られるものを紹介したいと思います。
それは、「Der Adventskalender」(クリスマスカレンダー)です。12月になると「Advent」という言葉をよく耳にします。
「Advent」とは12月1日から12月24日までの期間を指していて、「Adventskalender」はその期間の特別なカレンダーです。一般的な子供向けの「Adventskalender」は、クリスマスの待ち時間を短く感じさせるため、カレンダーの日付の部分にスイーツやチョコレートが入っています。子供たちは朝起きると、すぐ「Adventskalender」の日付の部分を開けて、チョコを食べています。面白いですよね!お店で買える一般的な「Adventskalender」はA4サイズで、24の閉まっている扉「Türchen」(=小さいドアー)があります。
この「Türchen」は普通の順番通りに並んでいないので、今日はどこの扉を開けるのか、とワクワクしながらドイツの子供たちはその日の扉を探します。「Adventskalender」のルールは、きちんと日付の順番に「Türchen」開かないといけないことです。毎日同じようなチョコが入っていたら、子供はすぐ飽きちゃうので、普通は毎日違う形のチョコと、「Türchen」に簡単なポエムが書いてあります。
イラストの24日の部分には、必ず一番大きいチョコが入っているので、どんなチョコが入っているのか想像することも、ドイツの子供たちの楽しみの一つです。「Adventskalender」の習慣はそこまで古くないですが、19世紀から続いている習慣です。現代の「Adventskalender」は、小さいおもちゃや、日本でも売っているHariboのグミが入っていたり、ただ絵が描いてあったりと、様々の種類があります。
市民のクリスマスムードを盛り上げるために、市役所の建物なども窓を使って、大きい「Adventskalender」を作る街もたくさんあります。
毎日「Türchen」を開くと、時間が経つのが速く感じられて、「Weihnachten」(=クリスマス)もあっという間に来るでしょうね。