最近どんどん寒くなってきて、風邪を引きやすい季節ですね。風邪を引かないように食事や睡眠など気をつけていても、たまに引いてしまいますよね。
日本では風邪を引いちゃったら、早く治すために薬を飲む人が多いと思います。
でもドイツでは、軽い風邪の場合には、すぐ薬を飲まない方がいいと考えられています。そういう時には、おばあちゃんに薦められた、ドイツの伝統的な方法で風邪を治します。
そこで今日は皆さんに、ドイツ人のおばあちゃんなどから聞く、ドイツの伝統的な風邪を治す方法を紹介したいと思います。
最初はびっくりしてしまう方法もありますが、実際に試してみると本当によく効くんです!それでは、見てみましょう。
① 「Kartoffelwickel」(ジャガイモの布巻き)(喉や気管の痛みに効く!)
ドイツでは、ジャガイモは食べ物としてだけでなく薬としても使用されています!
ゆでたジャガイモは熱を蓄積して、その蓄積した温熱をどんどん放出します。その性質を利用して、ジャガイモの布巻きを作ります。
使い方:
ジャガイモを4~5個、柔らかくなるまでゆでます。そしてそれを適当につぶして、大きい布巾に塗ります。ジャガイモを塗った布巾を畳んで、胸や首に付けます。最後に、蓋をするようにマフラーを首元にかけます。この「Kartoffelwickel」は、暖かくてとても気持ちよいですよ!肺を暖めるので呼吸もしやすくなります。
「Wickel」(布巻き)はジャガイモ以外にもたくさんの種類があります。色々な素材を使うことで、鼻水や頭痛など、他の症状にも使うことができます。私が子供の時は、「Butterwickel」(バターの布巻き)や「Quarkwickel」(クリームチーズの布巻き)などもよく使いました。これは打撲や火傷などでできた腫れを治す効果があります。
② 咳や痰が出なくなる!「Zwiebeltee」(玉ねぎのお茶)
私は小さい頃、これを飲むのがすごく嫌だったのですが、「薬は美味しくないほうがきく」とお祖母ちゃんに言われて飲まされていました。
「Zwiebel」(玉ねぎ)は抗菌成分を持っています。そのため、ウイルスを殺すパワー強いそうです。「Zwiebeltee」はその「Zwiebel」(玉ねぎ)と、熱いお湯の力で咳などにとてもよく効きます。
使い方:
玉ねぎを1つスライスして、500ミリの水で煮ます。できた煮汁を、濾し器を使ってカップに入れます。仕上げに抗菌成分を持つハチミツで味付て、完成です。
一日にできるだけたくさん、4杯~5杯くらい飲むように勧められています。
私はこれを、子供の頃によく飲ませられましたが、飲むときはいつも吐きそうでした(笑)オニオンスープみたいに作ればいいのに、お茶のように作ることを考え付いた人を恨んだほどです!
ちなみに、玉ねぎを使った風邪薬は他にもあります。例えば細かく切った玉ねぎと砂糖を混ぜたジュースです。これも喉に良いそうです。喉の調子が悪い人は、勇気を出して作ってみてくださいね。
③ 鼻詰まりが一瞬で治る!「Kopfsauna」(顔サウナ)
こちらの方法は自信をもって、お勧めができます!
風邪を引いた時、体は中身から冷たい感じをしますが、「Kopfsauna」(顔サウナ)は気道を通じて、体を温めます。
使い方:
2リットルの水を沸かして、そこに塩を大さじ3杯と、ハーブを入れます。
そして、器の上に頭を置きます。器を包むようにタオルを置いて、それを鼻元に持っていきます。その姿勢で10分以上、口と鼻で深く息を吸います。
塩には除菌作用があり、ハーブは鼻とのどの炎症を治します。鼻詰まりの時に「Kopfsauna」をすると、本当にいい気持ちです。「Kopfsauna」は風邪が治るだけでなく、スチームの力で肌にも良い効果があります。
おすすめのハーブはカモミールやミント、ユーカリ油などです。手元にハーブがない場合には、ティーバッグや薬用入浴剤を使ってもよく効きますよ!
以上が、ドイツに伝わる風邪の治し方Best3です!日本では風邪薬以外にどのような、風邪の治し方がありますか?
皆さん、風邪を引かないように、気を付けてくださいね。ではまた!
2 thoughts on “ドイツの伝統的な風邪の治し方3つ”
赤ワインに生のタマネギをスライスして瓶につめて、一ヵ月後に少しづつ飲む。これは、多分ドイツ人の知恵だと思いますが、肝臓に効くらしい。
tamura_sさん、コメントどうもありがとうございます! 赤ワインと玉ねぎですか!一か月後飲むと、酸っぱくなりませんか?tamura_sさんが言った通りに、肝臓に効くらしいですね。 私はその方法を初めて聞きましたが、ドイツ人なのにどうしてビールではなく、ワインが使われているのかなと思いました。tamura_sさんは風邪を引いてしまうと、どんな薬を飲みますか?