ドイツの名文、諺『コックが多いと、粥を駄目にする』

Julia Ecom(イーコム)
Ecomのユリアです。皆さん、こんばんは! Wie geht es Ihnen?
ドイツでも日本でも、格言は分かりやすい例を挙げて、一般的な物事を表現している場合が多いですよね!
今日紹介するフレーズも、とても想像しやすい例を使っています。

第13回
Viele Köche verderben den Brei.
(コックが多いと、粥を駄目にする)

意味ドイツの名文、諺第13回 Viele Köche verderben den Brei. (コックが多いと、粥を駄目にする)
「Viele Köche verderben den Brei.」は直訳すると「コックが多いと、かゆ(粥)を駄目にする」です。一人ひとりのコックは上手く料理が作れるのに、どうして粥がまずくなってしまうのでしょう?パスタを使って説明してみます。
厨房にプロのコックがたくさんいて、一緒にパスタを作ります。パスタをゆでている間にコックたちはソースを作りますが、ある人はトマトソース、ある人はクリームソース、他の人は和風ソースとそれぞれの好みが分かれてしまいました。プロ同士のプライドもあって、なかなか一つにまとまりません。どのソースが良いかなんて言い合いをしている間に、パスタをゆですぎてしまったりして…結局、料理は失敗してしまいました。一人のコックだけで料理を作ったら美味しいパスタになったはずなのに。
はい、これが「Viele Köche verderben den Brei.」です!つまり、たくさんのプロが集まっても、結果が上手くいくとは限らないということです。仕事や日常生活にも使えそうなフレーズですよね。ある物事に必要以上の人が参加すると、分担作業が上手くいかなくなったり、チームワークを発揮できなくなったりしますよね。

実際に、あるタスクに必要以上の人数が集まってしまった時は、皆さんだったらどうしますか?

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