ドイツの名文、諺『他人の墓を掘る者は…』

Julia Ecom(イーコム)
Guten Tag ihr Lieben! EcomのJuliaです。

ドイツ人と日本人は似ているとよく言われますが、計画性や時間厳守だけでなく、ネガティブな部分で似ている所もあります。

ドイツ人には「Schadenfreude」(malicious joy 「いい気味」)という意識が少なからずあります。

今日は、それに関する諺を紹介します!

第15回
Wer anderen eine Grube gräbt, fällt selbst hinein.
(他人の墓を掘る者は、自分がそこに落ちる。)

意味
このフレーズの意味、想像できますか?

日本には「人を呪わば穴二つ」という有名な諺があるので、簡単ですかね~?

他の人を落とすための墓を掘っていたら、自分が落ちてしまったということですが、一般的な意味は

相手に悪いことをしようとプランを立てると、それは失敗して自分に返ってきてしまう」ということです。

例えば、一緒に紅茶を飲んでいる人にいたずらをしようと、自分のカップには砂糖、相手のカップには塩を入れたとします。

でも、ふと目をそらした時に、どっちのカップに塩を入れたか分からなくなってしまいました。

そして、砂糖入りだと思って選んだカップの紅茶を飲んだらしょっぱかった、という話があります。

そういった時に、周りの人は笑って「Wer anderen eine Grube gräbt, fällt selbst hinein.」と言います。

このフレーズは日常的にも、ビジネスにおける争いなどにも使えますよ!

ちなみに私も子供の時はよく、お姉ちゃんを怒らすために二人分のお菓子を全部食べてお腹をこわしてしまい、

「Wer anderen eine Grube gräbt, fällt selbst hinein.」と言われていました(笑)

大人になるといたずらは少なくなりますが、それでも「Schadenfreude」(malicious joy 「いい気味」)はなかなかなくならないですよね…。

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