ドイツの名文、諺『遊ぶよりはまず仕事』

Julia Ecom(イーコム)みなさん、お疲れ様です!Ecomのユリアです。ドイツ人は世界中で「勤勉な人々」というイメージがあると言えます。
実際そうなのかはちょっと別の話ですが、ドイツ語の中でもこのような勤勉なイメージをサポートするフレーズがたくさんあります。今日紹介する名文も、その一つです。これを聞くと、やっぱりドイツ人は真面目だな~と思われてしまうでしょう(笑)

 

第36回
「Erst die Arbeit, dann das Vergnügen.」
(遊ぶよりはまず仕事)

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☆意味☆
「Erst die Arbeit, dann das Vergnügen.」を翻訳してみると、「最初は仕事、その後は遊び」となります。「Arbeit」は仕事のことですが、もっと広く「やるべきこと」「タスク」といった意味も含めています。そのため職場だけではなく、一般的なシーンでも使うことができます。
人間は遊んでいると楽しくて時間を忘れてしまい、実際にやらないといけない仕事やタスクを忘れてしまったり、時間に間に合わなかったりします。
そのため、まずは遊ぶよりもタスクを終わらせた方が良いと思われています。そうすると遊びたい気持ちのために、仕事を速く終わらせることができます。モチベーションという意味でも、遊ぶ前に仕事をした方が良さそうですね。また、仕事が終わったら何も気にしないで遊ぶことができます。もし仕事がまだ残っていたら、心配で楽しめないからですね。

 

例えば子供は週末でフリーなので、朝から遊びたいです。ですが実際は宿題もあるし家事のタスクもあるし、一日中遊べるわけがありません。ただし当然、子供はそれを嫌がります(笑)そういう時にお母さんたちはよく「Erst die Arbeit, dann das Vergnügen.」(遊ぶよりはまず仕事)と言います。それに加える形で「ゴミを外に出したら、自由に遊んでいいよ。」と言ったりします。
私は大学生の時も、よくお母さんに言われましたね(笑)「あー卒業論文書きたくない!嫌だなあ…。一緒に喫茶店に行こうよ!」とお母さんに言ったら「いいよ!ただ、章を一つ書き終わってからにしよ
。『Erst die Arbeit, dann das Vergnügen.』だからね」と返されました。たしかに論理的だし正しいのですが、ちょっとしんどいですね…(笑)

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