ドイツの名文、諺『2人が争っている間に…』

Julia Ecom(イーコム)
Guten Tag, ihr Lieben! お元気ですか? Ecomのユリアです。
皆さんは怒りっぽいですか?それとも、我慢強いですか?たまにケンカしてしまうのは仕方ないことですが、ケンカはどちらにもデメリットが多いです。このことを、ドイツ人は以下のフレーズで表現します。

第26回

Wenn zwei sich streiten freut sich der Dritte
(2人が争っている間に、3人目が横取りする)

ドイツの名文、諺 Wenn zwei sich streiten freut sich der Dritte (2人が争っている間に、3人目が横取りする)

意味
ケンカをしている人たちは、そのケンカに集中してしまうため、周りの人に意識がいきません。そのため他にいる競争相手に気づかず、2人が争っていた物を横取りされてしまいます。
例えば電車の座席が1つしか空いていなくて、2人が座ろうとしています。2人はどっちが座るかのケンカに夢中になって、3人目が電車に乗ってきたことに気づきませんでした。無視されている3人目は、空いている席を見つけて「ラッキー!」と思い何事もなく席に座ります。3人目の人は、何の苦労もなく利益を横取りしてしまいました。
私も兄弟が3人いるので、「Wenn zwei sich streiten freut sich der Dritte」の意味を痛いほど経験してきました(笑)
最後に残ったケーキを誰が食べるか?車の助手席に誰が座るか?家に1台だけのパソコンを誰が使うか?などなど、どうでもいいことでケンカしていましたね。
この名文はケンカをしている人ではなく、利益を横取りした3人目の人や、その光景を見ていた人がさらっと言うのが正解ですね!

ドイツ人と日本人の考え方は近いと思うので、日本語でも同じようなフレーズがあるのではないでしょうか?

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