ドイツ語の面白い言葉。「das Anhängsel」(ペンダント)の持つ別の意味とは?

Guten Tag,みんなさん。お元気ですか?
ドイツ語の面白い言葉コーナーへようこそ!こちらのブログには、辞書で乗っていない、ドイツ語の面白い単語を紹介したいと思います。 今日の言葉は「das Anhängsel」です。

「das Anhängsel」は「ペンダント」として翻訳ができますが、それ以外の意味もイメージとして理解しておきましょう。
「anhängen」との動詞は「掛ける」や「付ける」で、「das Anhängsel」は「かけてあるもの」「つけてあるもの」との簡単な翻訳ができます。「付けてあるもの」や「かけてあるもの」は大きく、メインとなるものの上にかけてありますね。そのため、「das Anhängsel」はメインではなく、「おまけ」のようなものですね。「das Anhängsel」はただの「おまけ」や「連れ」の呼び方です。ものにも使えますが、それより、人に対してよく使います。

例えば、親友と会った時、そのシチュエーションでは、あまり重要でない人も来たりします。 そうしたメインでない人のことを「das Anhängsel」と表現します。もちろんその本人にも、自分が「das Anhängsel」だとの気持ちもあります。
日本語だと、「刺身のつま」が一番近いと思います。

対話文で、単語の使い方を見てみましょう。
A: Kommt Anna am Wochenende mit ins Kino?
(Annaちゃんは、週末に一緒に映画に来るの?)
B: Ja, aber leider mit das Anhängsel…
(来るよ。ただ付けてあるもの(連れ)も一緒に来るね。)
A: Oh nein, ihr Verlobter kommt auch mit?
(嫌だ! 婚約者も連れてくるの?)

AさんとBさんは、久しぶりにAnnaちゃんに会えるのは楽しみにしています。ただ、Annaちゃんは婚約者も連れてきてしまいそうです。別に婚約者とは、特に会いたくない、せっかくの女子会気分なのに、男性がいたら気を使ってしまう、ただAnnaちゃんの連れてくる人だけとして受け取っています。なので、この場で「das Anhängsel」という言葉を使っています。

仲のよい友達同士でこちらの言葉は使ってもいいですが、ビジネス関係では、あまり使わないほうがいいです。「das Anhängsel」は「やっかい者」の代わりに使うことができますので、社内いじめっぽくなってしまいますからね。
こちらの単語について質問があれば、いつでも聞いてくださいね。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です