こんにちは!Ecomのオルファです。今日は、先週紹介した「日本文化に影響を受けたフランスのミュージック・ビデオ」の続きです。
前回は日本のアニメや建築などを使ったビデオでしたが、今回は少し違いますよ。では、早速見てみましょう!
その:日本人の心がスゴイ「Morena/ Jessy Matador 」(コチラ)
こちらのJessy Matadorというフランス人歌手は、ラッパーではなく「ズーク、レゲエ、サルサ、クドゥーロ」などのアフリカ、南米系の音楽を歌います。
音楽的には日本と何の関係もないですが、彼は日本人の精神が好きだったので、「日本人がどう反応するのかを見たい、日本人と交流してみたい」と自分のサルサ曲のビデオを日本で撮影することにしました。日本人と、ダンスという手段でコミュニケーションを取ろうとしたんですね。すごいチャレンジ精神のある人です。
サルサは日本人に馴染みのない音楽でしたが、皆が歓迎してくれて、とても良いビデオを撮ることができました。そしてビデオは、フランスでも大成功しました!ちなみにJessy Matadorは、2010年のConcours Eurovision de la chanson(ユーロビジョン・ソング・コンテスト2010)という大会にフランス代表として出場して優勝しました!それくらい有名な人なんですよ~。
さて、今まで3つの動画を見てきましたが、どうして日本は(特に30代の)フランス人にそんな人気があるのでしょうか?
それは、あるTV番組の影響です。フランスでは昔、「Club Dorothée」というTV番組があって、そこでは「キャプテン翼」、「小公女セーラ」、「セーラームーン」、「聖闘士星矢」、「ドラゴンボール」、「シティーハンター」、「ハンターハンター」、「忍者タートルズ」、「北斗の拳」などの日本アニメが毎日、放課後の時間に放送されていました。そのため、1990年代の子供たちは日本アニメを毎日のように見ていたんですね。Club Dorothéeは1987年~1997年の10年間放送されていました。そのおかげで、現在30代のフランス人は日本文化(特にアニメや漫画)が好きなんですね。
皆さんは、動画を見てどう思いましたか?ぜひ感想を教えてほしいです^^
One thought on “フランスで大人気のMVには、必ず日本が出てくる!(後編)”