こんばんは、Ecomのユリアです。
今日の「ここがスゴイよ日本と日本人」は、日本の食べ物を紹介します。今までもカップ麺、お好み焼き、お茶など色んなものを取り上げてきましたが、今回は…お豆腐です!
私が初めて豆腐を食べたのは6才の時ですが、正直その時は「まずい!」と感じました。
なぜなら、見た目から「チーズかな?」と思って、何も味付けせず焼いただけのものを食べたからです。(あとは単純に、ドイツの豆腐が美味しくないことも理由です。)
その後日本に来て、食事に豆腐が出てきた時も「え、これ豆腐なの?」と、あまり良いイメージではありませんでした。でも食べるとフレッシュだし、明らかに美味しいです。それから、豆腐はすごく好きになりましたよ。揚げ出し豆腐を食べて初めて、豆腐の本当の実力を理解しました(笑)
豆腐はなんと言ってもヘルシーですが、他にも魅力があります。シンプルな味なので色んな料理に使うことができて、甘さやしょっぱさなどを吸収してくれます。様々な料理に応用するという点では、チーズのポジションが近いのでしょうか?見た目もちょっと似ていますね。
さらに、おからや豆乳も使えるから、いらない部分が出ません。ドイツ人の大好きなエコです!
豆腐は栄養・味・エコなどの点から、とても優れた食べ物だと思います。しかし残念ながら、ドイツ人は豆腐が持つ可能性にまだ気づいていません…。一体、どうしてでしょうか?
ドイツではベジタリアンが多くて、国民の約10%がベジタリアンとも言われています。また、動物系の食べ物は全て一切食べない、vegan(ビーガン)と呼ばれる人も約1%存在します。
そうした背景もあって、ドイツではヘルシーな食べ物に対する需要が強くあります。だから、タンパク質などの栄養が含まれる豆腐はピッタリです。
だけど、ドイツで売っている豆腐はクオリティが低いため、健康目的以外で食べられることが少ないんです。美味しくないし、チーズ並みに固いです。
そのため豆腐は「ベジタリアンが食べる食材」と思われて、一般に広まりにくい現状があります。本当は美味しいのにもったいない!
個人的には、固いの(木綿)ばかりだから柔らかいの(絹ごし)も売れば良いのになあと思います。
いつかドイツでも「肉の代用品」ではなく、豆腐という食べ物がもっと評価されるようになると嬉しいですね^_^
One thought on “ユリアのここスゴ60回目:日本の豆腐がスゴイ”
最近、“海外の製造業専門家が日本のオリジナル製法を見学する”というテレビ番組で、“豆腐・醤油・カニカマ(ヨーロッパではSURIMIと言うそうですね)”を放送していました。
ドイツでは、肉の代用として、“豆腐ハンバーグ”等に利用しているので、かなり硬いそうですね。
日本でも、家庭料理としても、しっかり水切りをして“豆腐ハンバーグ”を作ります。
玉ねぎ、玉子などを混ぜますが、殆どが、“ハンバーグ”の代用ではなくて、飽くまでも“豆腐ハンバーグ”として、豆腐の持ち味は残しています。
バリエーションとして、“豆腐いわしハンバーグ”“豆腐ひじきハンバーグ”等もあります。
それぞれ、“ハンバーグもどき”ではなく、“豆腐料理”の範疇です。(笑)
“豆腐お好み焼き”等もあります。
何も、高タンパクで、低糖質なので、“居酒屋”等で、人気商品になっています。
日本語教室で講師をしていたとき、教室が終わって、有志の皆さんで“居酒屋”に寄って、日本人が定番の“ビール、枝豆、冷奴”を注文したら、ドイツ人やカナダ人の中から、“豆腐をそのまま食べて美味しいのか?”
と質問された事を思い出しました。
醤油を垂らして、生姜で食べて見せ、“美味しいよ!一口如何?”と促すと“美味しい!これ・・・・豆腐?”と言いながら、自分たちも注文して、それ以来結構病み付きに(笑)
その時は、なぜそんな質問が出るのか考えもしませんでしたが、我が家でPARTYをするときには、いわゆる“冷奴”に加え、“梅肉添え冷奴”もかなりの人気でした。
皆さんの奥様は日本人なので、今でも“冷奴”をお召し上がりでしょうか?