こんにちは。 Wie geht es Ihnen? イーコムのJuliaです。
みなさん、普段、週末は何をしますか? ゆっくり家に残りますか?
家族と出かけますか? 天気がいい夏の日だったら、ドイツ人の家族たちはよく公園に行き、バーベキューをしたり、ボール遊びをしたり、一日中をゆっくりして過ごします。
実は、ドイツの公園に行くと、日本と違う他に目立つものがありますよ。 それは公園の中の鉄道です。もちろん子供用で、普通の鉄道より小さいですが、きちんとした蒸気機関車で人を乗せて動きます。ドイツ語では、「die Parkeisenbahn(公園鉄道)」と言います。
この公園鉄道は、旧ソビエト圏によくみられるもので、ドイツでもあるのです。
ただ、どこの公園にも「die Parkeisenbahn」があるわけではないですが、私の実家ドレスデンには、ドレスデンで一番大きな「der große Garten」と言われる公園にあります。
1950年からあり、なんと5.6キロの鉄道が敷いてあります。4月から10月のサマーシーズンに走っていて、一年中25万人のお客さんが乗っています。
実は、この公園鉄道「Die Parkeisenbahn」は、ドイツ国鉄や公務員などで経営されていなくて、実は子供たちが参加して管理している鉄道です。
その子供たち運行管理主任や目付けなど、様々の仕事をしています。
ドレスデンとその周りの子供は5年生のときに(日本の中学校1年生)「die Parkeisenbahn」への応募ができて、応募受付に選ばれたら、鉄道の特別な教育を受けることができます。
そして無事試験に合格ができたら、学校の後、一週間1回2回ぐらい「die Parkeisenbahn」に出社をしています。中学生くらいの子供がですよ!
電車が走っていない冬には、子供たちが社員研修に通っています。その
社員研修の中に、切符拝見や、信号の使い方など勉強をしています。2015年には約120人の子供が「die Parkeisenbahn」で働きました。
この中の多くの子どもが、将来鉄道関連の仕事を目指していきます。
「Die Parkeisenbahn(公園鉄道)」は、公園の中に、中央駅、そして各駅があり、それらを回って動きます。有料で、大人は1ユーロから6ユーロの間で、子供は0.50ユーロから3ユーロまでと乗車駅によって違ってきます。
日本語のウェブサイトもあるので、もし興味があれば、ぜひ見てください。
http://www.parkeisenbahn-dresden.de/?index_ja
電車がすきな子供たちにはとても人気のある余暇活動なので、日本人の鉄道好きの人にも好まれそうですよね。
またドイツに来た時は、ぜひ公園を散歩がてら、この子供が運営する公園鉄道に乗ってみてくださいね。