色白なロシア人、実は白い肌がコンプレックス!?

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Всем привет! みなさんこんにちは。Ecomのユリヤです。蒸し暑い日々が続きますが、いかがお過ごしですか?
日本はこの季節になるとテレビのコマーシャルや薬局のおすすめコーナーなどで「日焼け対策!」「色白キープ!」「絶対日に焼けないファンデーション♡」などなど、お日様の力と戦う準備万端ですよね。
ところが、「美白美人」で有名なロシアでは意外にも、白い肌はあまり好印象ではないようです。ないものねだりと言ってしまえばそれまでですが、日本の美白好きと同じで、ロシア人は小麦色の肌が好きなんですよ。

 

色白なロシア人、実は白い肌がコンプレックス!?
日本を含むアジアの国々で美白&日焼け対策が熱心なのは、裕福な暮らしへの憧れに由来しているのだと思います。

外での仕事が多い時代、裕福な女性は外に出ることなく室内にいたため、その肌の白さは憧れの的だったと思います。また最近では、色の白いハリウッド女優などが多いことも関係しているかもしれません。昔はロシアやヨーロッパでも、裕福の証拠として色白が人気でした。
しかし、貴族の階級がなくなり比較的室内仕事の方が多くなった20世紀後半は、話が変わります。裕福な人しかバカンスに行けないため、小麦色の肌こそが裕福の象徴で、人と差をつけるツールとなったのです!ヨーロッパやロシアの南部は比較的日の光に当たりますが、私が住むペルミ市はほとんどお日様が顔を見せてくれません。そのため、日焼けした肌はとても魅力的に見えるのです。

それだけではなく、白すぎる肌は「げんなりしているように見える」ということで、あまり好ましくないのです。

 

色白なロシア人、実は白い肌がコンプレックス!?
私の友人に、それこそどこかの化粧品会社のコマーシャルに出てくる「透き通る色白のお肌」の持ち主がいます。しかし彼女はこの前、私にこんな愚痴をこぼしました。「私の肌はただでさえ青白いのに、日に焼けたくても赤くなるだけで全然ダメなの‼もう最悪!」
ああ、日本女性が聞いたら耳を疑いそうなセリフ…と思いながら聞いていたら、彼女は肌の白さが昔からのコンプレックスだったそうです。ファンデーションを使い始めた理由も「少しでも日に焼けて見えるように」とのこと。

 

実は、彼女に限らずロシアの女性はあえて自分の肌よりも暗い色のファンデーションを選んで、肌の色を白く見えないようにしているのです。

それだけではありません!男性はわからないかもしれませんが、日本のストッキング売り場に行くと「日焼けしないストッキング」や「白く見えるストッキング」などが多く売られています。それに比べ、ロシアでは「日に焼けて見える」濃い色のストッキングや「日焼けしやすい」ものがほとんどです。

また、日焼けサロンも東京と比べてたくさんあります。感覚としては、1つの街に1,2個はある感じですね。学校と同じか、もう少し多いくらいです。
ちなみにロシア人は男性も当然白いのですが、そもそも女性ほど見た目を気にしないため、日焼けグッズのメインターゲットは女性となります。

 

いくら国際化が進んでもまだまだ、国によって美に対する考え方はこんなにも違うのですね。

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