こんにちは、Ecomのオルファです。先週まで、イスラム女性が国によってどのようなヒジャブを被っているのかを紹介していきましたね。でも実は、アラブの女性はヒジャブだけを使うわけではありませんよ。
そこで今日は、アラブの女性がよく着ている服を紹介します!
その1:حجاب Hijab
まずは、今まで紹介してきたヒジャブです。ヒジャブとは、一般的なスカーフのことです。昔はキリスト教やユダヤ教の人たちも被っていました。
キリスト教の場合は教会へ行く時に被る女性がまだいて、ユダヤ教の場合は特別な巻き方のスカーフを被っている女性が多いです。
その2:شيلة Shayla
シャイヤはヒジャブに似ていますが、より伝統的なものです。ヒジャブは一般的に「スカーフ」と同じ意味で使われている言葉で、シャイヤの方はシンプルで昔っぽいものです。ペルシャ湾で生まれました。
このような布や模様がよく使われています。
その3: جلبابJelbeb/عباية Abaya
ジルバブは、イスラム教が生まれる前から存在していた洋服です。なので、この服はクルアーン(イスラム聖典)にも「イスラム女性に適合する服」と書かれています。色んな国の女性がジルバブを着ていますが、イスラムで一番知られている洋服ですね。
アバヤは、アラブ半島の女性の洋服です。アバヤはジルバブのようなワンピース型の服ですが、アバヤの方が宗教の要素が強いです。アバヤは真っ黒で、手足以外の身体全てを隠します。
アバヤはアラブ半島の人が一番よく着る服なので「真っ黒でシンプルでも、洒落た高級なアバヤを着たい」という声があります。そこでフランスのDiorやChanelといった高級ブランドは、現地で豪華なアバヤを売ろうとしています(笑)
ちなみにアラブ半島ではアバヤと呼びますが、他の地域のアラブ人は同じものを「جلباب」(Jelbeb)と呼んでいます。ただ、AbayaとJelbebには一つ違いがあります。
Abayaを着ると絶対にHijab(スカーフ)が付いていますが、Jelbebの場合はHijab(スカーフ)が付いていない場合もあります。言葉の意味が違うというよりも、文化が違うのですね。
One thought on “アラブ女性のファッションの種類(前編)”
アラブの女性は、スカーフを脱ぐとヨーロッパの人と大差はない。それは沢山の写真を見ればわかる。