日本人男性の女性に対する行動はどうでしょうか?女性の方は男性に、どのような扱いをされていますか
フランス人の男性には「Galanterie」(ガランテリー)という伝統があります。これは、フランス語の「galant」(勇ましい)という言葉に由来した、フランス人男性が女性を扱う時のマナーです。
今回は、フランス人男性の女性に対する「Galanterie」の例を紹介します!
あなた(または、あなたの付き合っている男性)は「galant」でしょうか
その1:女性の前(または後)に出入りすること
Passer avant ou après elle.
このルールは一番難しいですが、一番守ってほしいです(笑)
フランス人男性は絶対に、女性優先です。Après vous(アプレ・ヴー「お先にどうぞ」)と言って、女性を最初に通します。ドアがあったら開けてあげます。
ただし、2人とも知らない所や初めて行く所などは、男性が女性の前に入ります。他にも、公共の場所には男性が先に入って行きます。これは女性を守るためですね。
なので公共の場所でも、安全なことがわかっている時には女性を先に通しても大丈夫です。
その2:階段では女性の前にいること
Dans l’escalier.
このルールは、さっきのルールとは少し異なります。階段を下る際には女性の前にいることで、彼女が転んだ時に助けることができます。
また、階段を上る際にも、女性の前を歩いてください。スカートを着ている女性を心配させないためです。この時は、後ろにいる女性が転んでしまうかもしれないので、手を差し伸べるのもありですね^_^
その3:女性を誉めること
La féliciter.
フランス人男性は、よく女性を誉めます。
極端な言い方はあまり良くないですが、「その色、すごく似合っていますね!」「素敵なドレスですね。」と言ってあげることで、女性はすごく喜びます。
これは「あなたが好き」という意味ではなく、「あなたを気にしているよ」「あなたのことが大事だよ」という意味のアピールです。
もちろん、彼女のことを実際に愛しているなら、それを言うことも大事です!
その4:レストランでは椅子を引いてあげること
La faire s’asseoir.
これは、レストランのウエイターがしてくれる時もありますし、椅子の位置によっては邪魔になる場合もあります。ただ、チャンスがあったら女性のために椅子を引いてあげるのが親切な行動です。
また、レストランで女性を先に席に座らせることは当たり前です。この時もAprès vous(アプレ・ヴー「お先にどうぞ」)という言葉を使うと良いでしょう。
その5:食事も女性優先
Lui verser à boire, la servir , payer l’addition.
レストランで食事をする際にも、女性優先です。メニューは、女性に先に注文させてあげましょう。また飲み物を注ぐことや、食べ物を取り分けることも「Galant」な行動です。会計も男性が済ませた方が良いですね。
その6:コートを着る(取る)のを手伝うこと
L’aider à mettre/ enlever son manteau.
女性がコートを着る時に手伝うのは良いことです。ただし、女性が嫌がる場合もあるので「軽く」手伝ってください。
もしCa va, merci.(サ・ヴァ・メルシ「ありがとう、大丈夫です」)と言われたら、やめておいた方がいいです。絶対にボタンをしめたりしないでくださいね!(笑)
その7:彼女を家まで送ること
La raccompagner chez elle.
デートが終わった時は、彼女を家まで送ってあげてくださいね。
それにはいくつかの理由があります。
そうすることで、デートで疲れた彼女を自分よりも先に休ませることができます。また、彼女が無事に家に帰ったかを確かめることもできますね。
また、彼女を家まで送ることは「あなたともっと一緒にいたい」という自分の思いを伝えることにもなります。
他にも、女性に重い荷物を運ばせないことや、男性が車道側を歩くことなどが「Galanterie」のルールです。皆さんもフランス人男性の女性の扱い方を参考にしてみてはいかがでしょうか?素敵な男性だと思われますよ!
3 thoughts on “フランス男性の紳士なマナー「ガランテリー」(Galanterie)とは?”
マジキチ
ある機会でフランス人男性の紳士的な振る舞いに興味を持ち、調べていましたらこのサイトに辿り着きました。ガランテリーというフランス人男性の伝統を知ることができてとても幸せです。素晴らしい記事を書いてくれてありがとうございました。