みんなさん、Wie geht es Ihnen?
日本にも炭鉱や坑道があったと思いますが、ヨーロッパにもたくさん鉱物を取るため、坑道が作られました。その歴史はたくさんあり、戦争の時は坑道を利用した経緯もあります。
そんな歴史ある坑道ですが、ドイツでは身近な歴史物として、学校の修学旅行で行ったり、いろいろな目的で利用があります。私の故郷であるザクセンスイス地方は手工芸が有名ですが、それ以外に鉱業も有名です。
そのため、たくさんのザクセンスイス地方の村や町の地名は、鉱業と関係があるものとなっています。
例えば、今日紹介するドイツとチェコの国境沿いにある「Zinnwald(ジンワルド)」という町(ドレスデンから南へ50kmほど)の名前もそうです。「Zinn」は錫(スズ)で、「der Wald」は森を意味します。直訳で、「錫の森」となる町です。 いかにも鉱業が盛んだった町ですよね。
「Zinnwald」は名前のとおり、錫を取るためたくさんの坑道があります。写真は、「Tiefer-Bünau-Stolln」(深いビューナウ坑道)です。
当時、坑道堀りは、大変な仕事で、手作業で岩を切り崩しました。 使えた道具は「Hammer」(槌)と「Meißel」(鑿)のようなものが使われていましたが、それを「Schlägel」(槌)「Eisen」(鑿)との名前に付けました。
もちろんその後爆薬が発明されてから、それを使って早く坑道が作ることができました。
そんな昔の人の遺跡でもある坑道は、90年代から、観覧者のために、ツアーガイドができて見学者を集めています。
坑道は3キロの長さで、トロッコに乗って、歴史と地質学を聞きながら、修学旅行には大人気があります。
ちなみに、こちらの写真はお姉さんからもらったものです。お姉さんは中学校の先生をやっているので、中学生の子供たちと一緒に「Zinnwald」に修学旅行に行ってきました。
こちらに坑道の中にも飲み会など行うことができて、クリスマスパーティや結婚式は大人にも人気があります。もちろん予約が必要ですが、とても興味深くて、おすすめです!
驚きですよね!!