こちらの記事でも書いたように、日本の入試に外部民間試験を活用する動きが加速しています。
つい先日も、大学入試の英語試験に、『英検やTOEFL』などの民間試験で代替させる案がほぼ決まりとの報道がありました。
これに伴い、兼ねてから相談の多かった、
『子供には、英検、TOEFL, TOEIC、どの試験を受けさせるのがよいか?』
という質問が増えてくると思うので、今回これについて答えておきたいと思います。
答えから先に言いますと、
断然「英検」をお薦めします。
その理由を、英検、TOEFL2つの英語試験の違いとともに見てみましょう。
英検 | TOEFL | |
難易度 | 級ごとに異なる | 同じ試験問題で受ける(難しい・・・) |
形態 | 1次:筆記 2次:面接 | 全てPCに向かって回答。 |
採点結果 | 5級から1級の段階評価。CEFRに準拠した得点も出る。 | 0点から120点の点数評価 |
必要スキル | 読み、聞く、書く、話すの4技能 | 読み、聞く、書く、話すの4技能 |
試験料 | 級によって異なる。2500円~8400円 | 2016年9月現在230ドル(約2万5千円)。 年々、日本向けは値上げ。海外で受ける方が受験料安い。 |
試験時間 | 級によって異なる。50分から2時間30分。 | 4時間 |
*ただ最後に、TOEFLのよい点を伝えておきます。
それは、英検で測れない超上級レベルの英語力も測定できる点です。
日本では、英検1級は、とても高い英語力と教養レベル(神?)という扱いですが、
それでもTOEFLで言えば、120点満点中100点レベル、CEFRで言うC1レベルです。
TOEFL120点満点中、100点越えをするというのは、英検1級からさらにワンランク上の英語レベル(C2)を目指すことになります。
ですので、はじめは英検で受けて、準1級や1級レベルになって、長期留学も真剣に考える段階になったら、
TOEFL試験も視野の1つに入れてみる、というのがよい方法だと思います。